「ザクII(C型)」と「量産型ザクII(F型)」の違いとは?分かりやすく解釈

「ザクII(C型)」と「量産型ザクII(F型)」の違いとは?違い

この記事では、「ザクII(C型)」「量産型ザクII(F型)」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ザクII(C型)」とは?

「ザクII(C型)」は、戦争が長引くことを見越してザクを核武装する案が登場し、生み出されたモビルスーツです。

このモビルスーツは、運動性を度返しにして、核兵器による大量破壊を目論んだ兵器でパイロットが被ばくすることを防ぐためにコックピットを耐核仕様へと換装したモデルです。

ただ、連邦とジオンの間で南極条約という核兵器を使用した大量破壊兵器を使用して戦争をしてはならないという条約が締結されたことで、ザクの核武装案は廃止となり、これ以降、コックピットを耐核兵器による被ばくを防ぐ処置をするという物はなくなっています。


「量産型ザクII(F型)」とは?

「量産型ザクII(F型)」はC型の核兵器による被ばくを防ぐということを目的としたコックピットを廃止したモデルで、C型の軽量モデルです。

なお、軽量化に伴い、さらにスピードを重視できるのではないかと開発陣営は判断し、エンジンを新造したうえで脚部にスラスターを設け、さらなるスピードアップを行ったモデルが、F型でこのモデルから量産体制下にザクは移行します。

なお、F型は宇宙適正でJ型が地上用のスラスターを搭載した量産型のモデルです。


「ザクII(C型)」と「量産型ザクII(F型)」の違い

「ザクII(C型)」「量産型ザクII(F型)」の違いは、戦術による運用法が異なり、ザクII(C型)は実は核武装により適地を攻撃するというコンセプト上、重くともよく、むしろパイロットが被ばくしないことを重視していました。

ですが、核兵器の使用が不許可となったが故、急きょ新しいものを生み出す必要性があり、C型の仕組みを流用して作られたのが、F型で、C型の軽量型モデルです。

なお、軽量化だけに満足せず、F型は機動性が重要であると踏み、スラスターを増設することでスピードを補いました。

なお両者は、宇宙戦闘において高い適性があります。

逆を言えば、両者は宇宙にしか適正が無いため地上戦闘においては適性が低く、無駄に多いバーニアがあだとなり素早い動きができず、逆にJ型は姿勢を制御するバーニアが少ないため、宇宙では姿勢を維持することが不可能です。

まとめ

ザクII(C型)は、実は戦争が長引くと判断し、早急に核武装案が浮上したのですが、ジオンと連邦の両国が核武装兵器を使用しないという合意をしたが故、意味があまりなくなったモビルスーツです。

ただ、コンセプトは良かったらしく、複合走行による高い防御力と宇宙空間での作業を担ううえで重力戦線のように重さがネックにならないという利点から、F型においては、そのままのコンセプトを採用し、コックピットを従来制に戻したうえで、エンジン回りを新型に換装することで性能向上を図っています。

しかも、C型では、無駄であると言われていた姿勢制御バーニアを必要最低限にしたのがこのF型で速度が速くなった分姿勢の制御が難しくなったが、熱量が少なくなったが故、サーモレーダーに引っかからないという特性を生かし、隠密作戦も可能としたのがF型です。

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