この記事では、「計算機」と「電卓」の違いを分かりやすく説明していきます。
「計算機」とは?
計算を行うために使う機械のことです。
「計算器」と書く場合もあります。
この機械には、アナログ、デジタル、手動があります。
具体的にいうと、コンピューター、そろばん、電子計算機などです。
スーパーコンピューターという、大規模・高速な計算能力を持つコンピューターがあります。
科学技術計算を主な目的として利用されています。
規模が大きく、計算速度が速く、これを実現させるために最適化されたハードウェアとソフトウェアが使用されています。
世界で開発が進められており、日本でも開発がされています。
開発費には何千万円、何億円とかかっています。
このような莫大な費用がかかるものだけでなく、電子計算機やそろばんなど、数千円程度で購入できるものも「計算機」にはあります。
これらはスーパーコンピューターに比べれば性能は劣りますが、計算を行うことができます。
基本的には、足し算・引き算・掛け算・割り算が可能です。
「計算機」の使い方
計算をする機械を指して使用する言葉です。
「機」はからくり、しかけ、「器」は道具という意味を持つ漢字です。
「計算機」または「計算器」は「機」「器」という漢字を使用しているので、器械類を指していることになります。
紙に数字などを書いて計算することを指して「計算機」とはいいません。
「電卓」とは?
電子式卓上計算機の略です。
卓上というように、机の上にのるほどの大きさです。
そうはいっても大きさはさまざまで、手帳ほどのもの、ハガキほどのものなどさまざまあります。
この器械は主に計算をするために使用されます。
足し算・引き算・掛け算・割り算が可能です。
平方根も求められます。
その他に、計算したものを一時的に保存する機能、税込・税抜き価格の表示機能、時間計算機能、四捨五入機能などがついているものもあります。
ボタンを押すと音がでるものもあります。
本来の使い方ではありませんが、音で演奏をすることが可能です。
演奏をするためには技術が必要です。
「電卓」の使い方
電子式卓上計算機を指して使用する言葉です。
計算するものでもコンピューターのことではありません。
「計算機」と「電卓」の違い
「電卓」は「計算機」の一種です。
「計算機」の中でも卓上サイズのもので集積回路を使って計算するものを「電卓」といいます。
一般の人になじみがあるのは「電卓」でしょう。
会計、家計簿などの計算の際に使用されています。
「計算機」の例文
・『高価な計算機』
・『計算機を使って複雑な計算をする』
・『計算機を使わずに計算するのは難しい』
・『なんて便利な計算機』
「電卓」の例文
・『電卓が見当たらない』
・『電卓のボタンが小さすぎてうまく打てない』
・『電卓が壊れてしまった』
・『電卓を貸してもらう』
まとめ
2つの言葉が指しているのは、計算をするための器械です。
「計算機」の一種が「電卓」になります。