この記事では、アッと驚く為五郎を分かりやすく説明していきます。
アッと驚く為五郎とは?意味
アッと驚く為五郎とは、浪曲の「石松代参」に出てくる本座村為五郎のことを指します。
この為五郎を気に入ったクレージーキャッツの一員であるハナ肇が、浪曲に出てくる為五郎を使ったギャグを考えついたのが「アッと驚く為五郎」なのです。
このアッと驚く為五郎を使うタイミングとしては驚いたときです。
ふいをつかれたときにアッと驚くさまを表した言葉として使われました。
アッと驚く為五郎の概要
アッと驚く為五郎という言葉が世の中に広まったのは、テレビ番組の「巨泉×前武ゲバゲバ90分」に出演していたクレージーキャッツの一員のハナ肇が発したことがきっかけです。
バンドの中ではドラムを担当していたハナ肇はおどけたコントがうまく、なにかとバンドのムードメーカーとして活躍。
ギャグをやらせると面白いということで、晩年は芸人として活躍し、お茶の間を笑わせます。
そして、番組内でハナ肇が麻雀して役満を振り込んでしまったとき、「アッと驚く為五郎」と叫ぶように言い放ったこの言葉がヒットし、瞬く間に広まりました。
ハナ肇は驚いた表情を見せながら陽気に「アッと驚く為ご~ろお~」と歌います。
この歌い方はそのときによってアレンジされ、いろいろな歌い方、言い方をすることで笑いをとるのもハナ肇のギャグのやり方です。
言葉のインパクトもさることながら、言い方が面白いと男性を中心に真似する人が続出。
親が真似する姿を見て、子供も大人顔負けに為五郎のように歌う姿が頻繁に見られるようになりました。
アッと驚く為五郎の使い方や使われ方
この言葉を使うタイミングは、かなり驚いたことが起きたときです。
歩いていて車にクラクションを鳴らされてしまったとき、持っている物を落としてしまったときパニックする気持ちを静めたいと思うときに使うといいでしょう。
目の前で驚愕する出来事が起こったとき、両手をパッと広げながら言うことでその驚きと恐怖心を払拭したいときに使える言葉です。
アッと驚く為五郎を使った例文(使用例)
アッと驚く為五郎を使った使用例を3つ取り上げてご紹介します。
・この前、公園に行ったら大きな鳥がお菓子を持っていってしまいアッと驚く為五郎だった。
公園に行ったら大きな鳥にふいをつかれて、お菓子を持って行かれてしまったことを過大に伝えたいときに使います。
・私がみんなの前でアッと驚く為五郎と言って驚くので面白いと子供が寄ってきました。
多くの人の前でいきなりアッと驚く為五郎と懐かしいギャグを言うと、その斬新な言葉が子供の心を捉えて寄って来たと伝えるときに使える例文です。
・洗濯物が風で飛んでいったらまた手元に戻ってきたことにアッと驚く為五郎。
いきなり風が吹いてきたと思ったら洗濯物が飛んでいってしまったことにアッと驚きましたが、その洗濯物が戻ってきたことに対してさらに驚いた気持ちを表すときに使えます。
まとめ
アッと驚く為五郎は、ハナ肇が番組内でお気に入りだった浪曲の為五郎からとった言葉をギャグにしたものです。
使うタイミングは驚いたときで、驚いた表情を見せて派手に大きな声でアッと驚く為五郎と言ってみれば周囲の人も惹き付けて、笑わす楽しい言葉になります。
いっせいに大勢で言ってみれば、その場の雰囲気が盛り上がり、連帯感が生まれる楽しい言葉になるでしょう。