法律や裁判にまつわるお仕事に「検事」と「判事」があります。
この記事では、「検事」と「判事」の違いを分かりやすく説明していきます。
よく似た仕事を見比べて、就職のヒントにしてみてください。
「検事」とは?
検事とは検察庁につとめる国家公務員のこと。
警察が捕まえた疑わしい人を取り調べて、裁判所に起訴すべきかジャッジします。
責任感が求められる、とても大切なお仕事です。
検事になるためには、大学部の法学部で法律用語をただしく学ぶ必要があります。
大学を卒業したあとは、検事の卵たちは法科大学院に入学します。
ここでさらに専門的な知識を身に付けていきます。
法科大学院のあとは、いよいよ最難関といわれる司法試験にチャレンジ。
合格率がとても少ない司法試験に受かると、ようやく検事になるための講習を受けることが許されます。
長い道のりをがんばって超えた人だけに許される、検事への道。
苦労が認められてか、検事の年収は一般の公務員よりも、高めに設定されています。
日本の秩序と平和を守る大切なお仕事なので、気になる方はぜひ前向きにトライしてみてください。
「判事」とは?
判事とは、裁判官の職種のひとつ。
いわゆる裁判をして、判決をくだすお仕事になります。
法律に照らし合わせながら、罪を決めていくとても重要な職務です。
判事のオフィスにあたるのが、地方裁判所や最高裁判所などの全国の裁判所です。
判事は裁判に出席して、検察と被疑者どちらの訴えにも耳をかたむけます。
証拠として出される資料を見ながら、冷静に物事を判断していきます。
判事になるためには大学で学び、法科大学院または予備試験を受けます。
ここで知識をつけたあと、司法試験という登竜門にチャレンジします。
司法試験で合格切符を手に入れたら、裁判所の講習を受けたあと判事として採用されます。
広いスキルが求められますが、日本の治安を守るとても大切なお仕事です。
大きなやりがいを感じられる仕事のため、興味のある方は積極的にチャレンジしてみてください。
「検事」と「判事」の違い
どちらも司法試験をパスする必要がある、法曹のお仕事です。
「検事」と「判事」の違いを、分かりやすく解説します。
・検事は検察、判事は裁判の仕事
どちらも法律に関する仕事となります。
検事は、検察庁の仕事。
対して判事は、裁判所の仕事になります。
どちらも司法試験を受けて、合格することが必須条件となります。
検事と判事はどちらも法廷で顔をあわせる仕事。
いい意味での、仕事仲間です。
まとめ
「検事」と「判事」の違いを分かりやすくお伝えしました。
検事は検察庁の仕事。
判事は裁判官の仕事になります。
検事は被疑者の取り調べをおこない、起訴か不起訴かを決めます。
判事は裁判所にて検事と弁護士の言い分を聞いて、最終的な判決をくだします。
職務内容は異なるものの、どちらも大きなやりがいが持てる夢のある仕事です。
コツコツと勉強を重ねながら、目標に向かってトライしていきましょう。