「ソトアサ族」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「ソトアサ族」とは?新語・ネット用語

現代では様々な働き方があるので、それに伴いライフスタイルも千差万別になっています。

そんなライフスタイルの一つを指す言葉として「ソトアサ族」という言葉がありますが、聞いたことが少なくピンとこない人も多いです。

この記事では、「ソトアサ族」の意味を分かりやすく説明していきます。

「ソトアサ族」とは?意味

「ソトアサ族」は、朝ご飯を自宅や会社の外で食べる生活や、そうしたライフスタイルを送っている人を指す言葉です。

モーニングメニューのあるカフェやレストランで食事をしたり、出勤時に駅の立ち食い蕎麦屋を利用するなどを日常的に行っている人が「ソトアサ族」と呼ばれます。

自宅の外で朝食を食べるにしても、食べるものは自宅で用意するのではなく、食事ができる店に入ったり、店で購入して食べる人を指す事が多いです。


「ソトアサ族」の概要

「ソトアサ族」は2000年代後半に生まれた言葉です。

夜型の日本人も多かったですが、健康を意識したり、一日を有意義に過ごすことを目的として、朝の活動時間を増やそうとする朝活が注目されました。

その結果朝から落ち着いて食事ができる時間的余裕のある人が増え、朝から外食する人を「ソトアサ族」と呼ぶようになったのが由来です。

由来としては朝から余裕を持って食事する人のことを指す言葉ですが、現在では時間がないからパンなどの簡単に食べやすい物を買い、移動しながら朝食を済ませる人も「ソトアサ族」と呼ばれています。


「ソトアサ族」の言葉の使い方や使われ方

「近所に『ソトアサ族』から人気のお店があるらしい」
「朝食の用意が面倒で最近すっかり『ソトアサ族』だ」
「ソトアサ族」はライフスタイル自体を指す言葉であり、そうしている人達を指す言葉でもあります。

ですが現在はモーニングメニューを出す店や、それを利用する客も多く、朝食を外で食べるライフスタイルも珍しくありません。

そのため朝から外食するというライフスタイルを「ソトアサ族」と呼ぶことは減っており、そう言ったライフスタイルを送っている人を指す使われ方をしている事が多いです。

「ソトアサ族」の類語や言いかえ

「ソトアサ族」の類語には「セキアサ族」「席朝族」があります。

「ソトアサ族」から派生して生まれた言葉で、「セキアサ」「席朝」も元になった「ソトアサ族」にちなんだか、読みやすいよう漢字表記にしたかの違いでしかありません。

「セキアサ族」は朝食を購入しながら出勤し、会社の自分の席で朝食を摂る人を指す言葉です。

「ソトアサ族」よりも限定的な状態を指す言葉であり、そのような生活をしている人はいても、会話で「セキアサ族」と言われるほど広まってはいません。

まとめ

「ソトアサ族」は2000年代の後半に一時的に使われるようになったものの、それ以降は使われることがほとんどなくなった言葉です。

ですが「ソトアサ族」の生活自体は日本の社会に根付いており、むしろそうした生活が特別ではなくなったからこそ、使われることも減った言葉と言えます。