ネットで見かけるスラング敵表現のひとつに「まるで成長していない」というフレーズがあります。
普通の言葉のように思えますがどこに由来があるのでしょうか。
今回は、「まるで成長していない」の意味や使い方について解説します。
「まるで成長していない」とは?意味
「まるで成長していない」とは「久しぶりに見たのに全く成長が感じられない、伸びしろも時間もあったのに以前と変わらないままである」と言う意味で使われるネットスラングです。
「まるで成長していない」の概要
「まるで成長していない」と言うフレーズは大人気バスケット漫画「SLAM DUNK」に登場するセリフが由来です。
作品中で主人公桜木花道を指導する安西監督の口から発せられたこのセリフは、かつて白髪鬼と言われるほど厳しい指導で知られていた彼が白髪仏と呼ばれるほど穏やかな指導スタイルへと変化した理由に大きく関わっています。
安西監督が若かりし頃、谷沢龍二と言う大きな期待を寄せていた選手がいました。
監督は期待を込めて彼を厳しく指導しますが、基礎練習ばかりを繰り返させ厳しい言葉をぶつけるそのスタイルに谷沢は反発します。
才能を開花させるための厳しい指導が裏目に出てしまい谷沢は安西監督のもとを去り単身でアメリカに留学してしまいます。
その後しばらくしてアメリカでバスケットボールの試合に出る谷澤の様子を収めたビデオテープが届きます。
チームメイトは髭を伸ばし風貌を替えて元気にプレーする谷澤の様子を懐かしさを込めて温かく見守りますが、恩師である安西監督は彼のプレーを見て心のなかで「まるで成長していない」とつぶやきます。
「まるで成長していない」と言うセリフは安西監督が自身の指導方法のせいで貴重な才能が潰されてしまったという痛い現実を突きつけられたときに思わず漏れた心の声です。
その後谷澤の消息は耐えてしまうのですが必死で行方を追ったところ谷澤が交通事故で亡くなったという新聞記事を見つけ、深い後悔に苛まれた安西監督は指導スタイルを正反対に変えることになります。
ネットではこの印象的なセリフを引用する形で「時間はあったのに全く進歩していない」と言うスラングとして用いています。
意味としてはほぼ言葉通りで沿うと知らなければスラングだとわからないほどですが、非常に有名なセリフなので知っている人は見かけるとにやりとします。
「まるで成長していない」の言葉の使い方や使われ方
・野球留学から返ってきたはずなのにまるで成長していない。
・ファームから半年ぶりの1軍なのにまるで成長していない。
・記憶にございませんというばかりでまるで成長していない。
・まるで成長していない。アイツにスマブラを教える指導者はいるのか?
「まるで成長していない」の類語や言いかえ
・成長の跡が見られない
「時間が空いているのに全く成長した様子が確認できない」と言う意味の言葉ですが内容的にはほぼ同一です。
こちらはスラングではなく一般的な表現なのでどんな場面でも使えます。
・馬鹿の一つ覚え
「覚えたことを繰り返すばかりで代わり映えがない」と言う意味の言葉です。
創意工夫がなく同じことをやっているだけ、という意味において全く成長がない様子を表しています。
まとめ
「まるで成長していない」は一見ありふれたフレーズですがはっきりとした元ネタがある立派なネットスラングです。
ネットではそこそこ見かける言葉なので正しい意味を知っておきましょう。