芸能人の中には芸歴が長くても、現在の知名度はイマイチな人もいます。
ニュースなどでそういった人の名前が出た時に、「生きとったんかワレ」というコメントがついているのを見たことがあるかも知れません。
この記事では、「生きとったんかワレ」の意味を分かりやすく説明していきます。
「生きとったんかワレ」とは?意味
「生きとったんかワレ」は相手の無事が確認できたことを喜ぶ時に使う言葉です。
久しぶりにその人やものを見た時にも使うネットスラングですが、ネガティブな感情で使う言葉ではなく、久しぶりに見たことを喜んだり、純粋にまだ活動していたことに驚いたという意味合いが強いです。
一時期有名だった人の音沙汰がなくなると、ネット上で死亡説が流れる事もしばしばあります。
そのため、このスラング以外でも久しぶりに見た相手に「生きていたのか」と言う事があったので、元からあった言葉とネタが合体して、スラングとして定着しました。
「生きとったんかワレ」の概要
「生きとったんかワレ」の元ネタはバラエティ番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」の年末特番で、2011年に登場したイラストが元ネタです。
2枚のイラストが元であり、ダウンタウンの浜田雅功さんが「なつみーッ」と泣きながら叫ぶイラストが1枚目で、2枚目で満面の笑みを浮かべた浜田さんのセリフが「なつみ生きとったんかワレ」になります。
人気番組であったことと、漫☆画太郎氏の描いた迫力のある画像からネット掲示板でたちまち話題となり、それ以降久しぶりに見た有名人やネットの住人に対して使う「生きていたのか」が「生きとったんかワレ」に置き換わっていきました。
「生きとったんかワレ」の言葉の使い方や使われ方
「生きとったんかワレ」は元ネタ通り、久しぶりに見た相手の名前のあとに付ける形で使われます。
最近話題に上がらなかった有名人がニュースで出た時、音沙汰のなかったネット上の友人と再会した時など生存している人に言うことが多いでしょう。
ですが続編を待ち続けていたゲームや漫画などの作品で、続編が出ると発表されたときなど、生物以外にも使うこともあります。
しかしどの場合でも、ネガティブな感情ではなく喜びを表現している点は同じです。
「生きとったんかワレ」の類語や言いかえ
一度表立った活動を停止したものが活動再開したり、再び表に出てくることは珍しいので、類語や言い換えは多くありません。
特に好意的な意味で生存や復活、再活動を喜ぶ「生きとったんかワレ」と同じ意味で多くのネットユーザーに広まったスラングはないでしょう。
音沙汰のなかった作品が再始動した時などに「なぜ生きている!?」という言葉が使われることはありますが、これは「生きとったんかワレ」と違いネガティブ寄りのニュアンスを含んだ言い換えになります。
まとめ
「生きとったんかワレ」は元ネタがイラストなだけに、パロディイラストも数多く存在します。
スラングとして言葉が使われる場面を見るだけでなく、そう言ったパロディイラストを使ったレス画像としても見かける機会があるでしょう。