この記事では、「社会人」と「企業人」の違いを分かりやすく説明していきます。
「社会人」とは?
一般的には、学業を終えてから就職をした人のことを社会人と呼んでいます。
そのため、高校を卒業したばかりの社会人もいれば、大学を卒業して社会人になる人もいるわけです。
簡単に言うと、大人ということになりますが、20歳を超えた成人とは意味が異なります。
また、別の定義で社会人と認識する場合もあります。
例えば、両親をはじめとする保護者から独立し、自分自身が社会との繋がりを持つ人のことです。
社会との繋がりを持てば、必然的に責任が生じます。
責任を負い、様々な面で自立していることも欠かせません。
他にも、フリーターやアルバイターなど、不安定な就業状況にあっても歴とした社会人です。
専業主婦も社会人。
ただし、ニートや引きこもりはどんなに年を重ねていても社会人とは言えません。
同じように学生でもなく就職もしていない浪人生がどんなに頑張っていても社会人とは言いません。
明らかにニートや引きこもりとは違い、積極的な無所属状態ではありますが、自立しているとは言い難い状況にあるからです。
このように社会人とは非常に広い意味を持っているわけです。
実際、社会人であるおおよその定義は存在しますが、さほど厳密なものではありません。
「企業人」とは?
ある人を説明する際に、特徴に焦点を合わせますが、企業に所属している点を強調する場合に使われる言葉が企業人です。
そのため、働いていれば企業人と呼ばれるかというと実際はそうではありません。
情熱をもって仕事に取り組む人を企業人と呼びます。
あまり優秀とは言えない存在である社会人に企業人という言葉は選ばれません。
あくまでもイメージの問題ですが、企業人と呼ばれるに相応しい人に対して用いる言葉です。
「社会人」と「企業人」の違い
「社会人」と「企業人」の違いを、分かりやすく解説します。
社会人は自分自身の責任において社会との繋がりを持ちながら自立している人たち全てに使われる言葉です。
その人々は様々な立場にありますが、社会人という総称で呼ばれています。
一方の企業人は、企業に属している人のことです。
そして、働いている人の中でもとりわけ働くことに意欲的な人のことです。
どちらの言葉も「働いている人」を示す言葉ではありますが、社会人が大勢の総称であるのに対し、企業人は中でも意欲的に働く姿勢が特徴的な人に用いる言葉です。
まとめ
大人になると実に様々な呼び名に該当するようになります。
しかしながら、子供のときや学生時代にはそのことについて深く考えることはありません。
なぜなら、ふつうは苦労せずして社会人になれるからです。
そして、企業人になることも不可能ではなく、誰もが望めばなれます。
大人になってからは無自覚に毎日を過ごしている人は意外に多いこともまた事実です。
社会人や企業人という言葉を通し、いまの自分は何者なのか考えてみるのもいいかもしれません。