この記事では、「震央」と「震源」の違いを分かりやすく説明していきます。
「震央」とは?
「震央」は、地震が起きて「震源地」という揺れを引き起こした原因が特定された場所から、真上に線を引き地表に当たる部分を指します。
要は、「震央」は、地上にいる人間から見た揺れが起きた場所です。
「震源」とは?
「震源」は地震による揺れを起こした場所を指します。
場所は地中の奥深くになり地表から何キロ離れた場所であるかを「震源地」という言葉で表記します。
なお、「震源」は、地中の奥深くであるが故、観測機を用いてどこが揺れを引き起こした場所であるかを特定することで地中の中のずれを探すことです。
「震央」と「震源」の違い
「震央」と「震源」の違いは地震の揺れをどこから見るかです。
「震央」は地上から見てどこが揺れの根源であるかを示すことで、「震源」は地中から揺れの根源を指します。
なお、地中の中からの「震源が分かれば、そこから上に線を引くことで地上のどこが大きく揺れたかを把握することが可能なので、自然と「震央」も分かります。
「震央」が分かれば、揺れの深さやどこら辺が中心で揺れたということも分かるため、「震源」だけを揺れの測定として用いるのはデータ不足に当たるのです。
「震央」の例文
・『震央距離を測る』
この例は、地震の揺れを地表にある観測ポイントから図ることで地震の揺れの中心点を地上からどの程度離れているかを観測することです。
「震央」は、「震源」を中心に、地表を「震央」ポイントとするため「震央」ポイントから観測点の距離を計測しているのが上記の例になります。
なお、何故計測するかは、地震波から発生した正確な距離を掴むために計測を行うのです。
この距離を正確に測れば、地震の「震源地」と深さを計算することができるのです。
「震源」の例文
・『地震の震源地は小笠原諸島沖です』
この例は、地震の揺れの元が小笠原諸島の地中にあることを指しています。
まだ、正確な自信を引き起こした地層の深さが特定できていないのが上記の言葉からわかります。
恐らく、「震央」のポイントと、観測点からの地震波の測定がまだ済んでいないが故、正確な地震が起きた地中内の深さが特定されていないと予測します。
まとめ
「震央」と「震源」は、観測点が異なります。
「震源」は地中の奥深くで地震によって大きく壊れた場所ですが、「震央」はその「震源」の真上です。
真上の距離と観測点の距離から地震波を測定することで正確な距離を知ることが可能です。
逆を返せば、場所だけが特定されている環境下においては、震源地だけを知ることになり、地中の中のどこら辺が揺れたかという情報と地上からどの程度離れた地層が揺れたかが分からないが故、「震源」という場所だけ分かっている状況では、地震の正確などこから何キロ揺れが広がるという情報はわかりません。
その為、「震央」という地上から見た地震により揺れが発生した点が必要で、この点があると観測所からのデータと合わせることでもっと正確な地震の場所を把握することが可能となります。