「心の拠り所」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「心の拠り所」について

「心の拠り所」は、「こころのよりどころ」と読む言葉です。

その対象は、自分がそう思っているのであれば、何でも構いません。

「心の拠り所」の意味とは

心の拠り所とは、自分の「心の支え」となっているもののことです。

この心の支えは人それぞれなので、それが友人だったり、自分が好きな歌手だったり、または信仰している宗教だということもあるでしょう。

これがあるとないとでは、人生が違ってくると言われることもありますが、特にないからと言って、何か問題があるという訳でもありません。

それがある人にとっては、とても大切なものだという理解でいいでしょう。

「心の拠り所」の言葉の使い方

心の拠り所は、それがある人が、自分にとってこれがそうだと使う言葉です。

また、人にそれがあるのかと聞く場合もありますが、比較的デリケートな問題なだけに、あまりそのようなことは望ましくありません。

自分だけの存在として、誰にも話さずにおくことがいいとされる場合もありますが、誰かに話したからといって、その存在が揺るぐ訳ではありません。

「心の拠り所」を使った例文

心の拠り所を使った例文です。

意味は1つしかない言葉なので、解釈もとても簡単です。

「心の拠り所」の例文1

「嫌なことがあると、心の拠り所にしているバンドの曲を聴くことにしている」

好きな歌手を、この心の拠り所としている人も多いでしょう。

その曲を聞くと元気が出たり、やる気が湧いてくるという時には、自分では特にそうとは思っていなくても、自然とこの「心の拠り所」となっていることも少なくないでしょう。

「心の拠り所」の例文2

「彼はキリスト教の教えを心の拠り所としているらしい」

信仰している宗教をそれとしている人も決して少なくありません。

日本では「信仰の自由」が憲法において認められている為、どのような宗教を信仰しても構いませんが、原則的に国内で宗教法人として認可されているものに限られており、怪しげな宗教まがいの団体はそれには入りません。

キリスト教はもちろん、イスラム教も、日本ムスリム協会という登録できちんと日本で認められている宗教の1つです。

「心の拠り所」の例文3

「週に一度のサッカー観戦が、今の自分心の拠り所のだ」

サッカーは野球とは違い、基本的に週に一度しか試合がありません。

それを欠かさず観に行くことが心の拠り所だと言っており、それによって日々の生活への元気や勇気がもらえるということでしょう。

「心の拠り所」の英語と解釈

心の拠り所は英語では、“citadel cornerstone”と表現されます。

直訳では「要塞の礎となる石」という意味で、比喩表現で「心の拠り所」と使っています。

この他に、“cornerstone of mind”という表現もあり、こちらは「心の礎となる石」という意味です。

どちらを使っても問題なく、日本語の「心の拠り所」の意味になります。

「心の拠り所」の類語や類義表現

心の拠り所と似た意味で使える言葉や表現です。

「心の支え」はこの言葉の意味として挙げているので、それ以外になります。

「生き甲斐」(いきがい)

「心の拠り所」より大きな意味で、自分の人生の主柱となっているものを指す言葉です。

対象は「心の拠り所」のように、その人にとってのそれであれば、何であろうと構いません。

人によって月に一度のゴルフだったり、お酒を飲みながらのカラオケだったりとそれこそ様々です。

「頼みの綱」(たのみのつな)

その人によって、頼りにしている存在のことです。

「心の拠り所」と意味は似ていますが、その対象の範囲が狭く、人や団体、情報(の発信機関)などのことが多いので、そこまで自分の人生における主柱という訳でもないという点が「心の拠り所」とは異なります。

意味と使い方
意味解説辞典