この記事では、「ミルクティー」と「ロイヤルミルクティー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ミルクティー」とは?
紅茶に牛乳を入れたもの、または牛乳に紅茶を入れたものです。
紅茶とは、チャノキの葉から作った飲料です。
チャノキの葉を収穫後、萎凋という作業を行います。
萎凋棚に広げて15~20時間ほど陰干しをする作業です。
近代的な工場では、温風を送って8~10時間ていどこの作業を行っています。
葉の水分量は30~40%ほど減少をします。
葉の細胞を壊して発酵を促し、形を整えてもみます。
その後、温度20~25℃、湿度90%ほどの環境で寝かせます。
これによって酸化酵素の働きで茶が赤褐色に変わってきます。
発酵が終わったら乾燥をさせます。
この状態のものを荒茶といいます。
荒茶の形やサイズを整えて、ブレンドなどがされて、製品となります。
このようにして作られた紅茶に乳を加えたものが「ミルクティー」です。
乳に似た見た目をしていますが、コーヒーフレッシュを入れてものは、本来の「ミルクティー」ではありません。
「ミルクティー」の使い方
紅茶と乳を組み合わせた飲料を指して使用する言葉です。
牛の乳が使われることが一般的ですが、羊やヤギの乳を使って作る地域もあり、これらのこともいいます。
「ロイヤルミルクティー」とは?
濃く抽出した紅茶に牛乳を加えたもの、または牛乳を使って紅茶を抽出したものです。
牛乳を沸騰させながら紅茶を抽出しようとしても、牛乳のタンパク質によってうまく抽出されません。
そのため、紅茶を濃くいれて、そこに牛乳を加える作り方が一般的です。
まず、鍋に水を入れて沸騰をさせます。
1杯あたりの水の量は80mlほどが目安です。
沸騰したら茶葉を加えて火を止めます。
茶葉の量はティースプーン山盛り1杯ほどです。
フタをして2~3分ほど蒸らした後、牛乳を加えます。
水:牛乳が1:1の量が目安です。
牛乳を加えたら弱火で沸騰直前まで温めます。
茶こしで茶葉を取り除いたら完成です。
「ロイヤルミルクティー」の使い方
牛乳が濃い「ミルクティー」のことです。
「ミルクティー」と「ロイヤルミルクティー」の違い
どちらも紅茶と乳を使用した飲料です。
大きな違いは牛乳の濃さです。
濃いのは「ロイヤルミルクティー」です。
「ミルクティー」の例文
・『ミルクティーに砂糖を加える』
・『ミルクティーを買ってきて』
・『たまには自分でミルクティーを作ろうかな』
・『きみの作ったミルクティーが一番おいしい』
「ロイヤルミルクティー」の例文
・『ロイヤルミルクティーを淹れる』
・『ロイヤルミルクティー作りに失敗した』
・『牛乳が多くてロイヤルミルクティーはカロリーが高そう』
・『ロイヤルミルクティーのリッチな味を楽しむ』
まとめ
どちらの言葉も紅茶と乳を使用した飲み物を指しているのですが、牛乳の量に違いがあります。
そのため、飲んだときの濃厚さが違います。