この記事では、「もふもふ」と「もこもこ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「もふもふ」とは?
 動物などの毛を主に表現する言葉で、毛が豊かで柔らかさがあるさまを意味しています。
 仔猫の毛には柔らかさがあります。
 そして、ある程度の量があります。
 あのようなさまを指しています。
 アルパカの毛も「もふもふ」と表現できます。
 アルパカは毛の量が多く、そしてその毛には柔らかさがあります。
 触ると手が毛の中に沈んでしまいます。
 それほど柔らかいのです。
 コウサギの毛もこのようなさまになっています。
 大人よりも子どもの動物の方が、毛が豊かで柔らかなことが珍しくありません。
「もふもふ」の使い方
 動物の毛の様子を指して使用することが多いです。
 動物にもいろいろな種類がありますが、毛の量が多いものについて使います。
 ハムスター、フェレット、柴犬などの毛はボリュームがあまりないので、こういった動物の毛を指して使うことは少ないです。
 動物の毛以外では、クッションや洗顔料の泡などが、柔らかくふんわりしているさまを指して使うことがあります。
「もこもこ」とは?
「もこもこ」には3つの意味があります。
 1つめは、衣服などが厚くふくらんださまです。
 最近のダウンジャケットはスリムな設計になっているものが少なくありませんが、ダウンがたくさん入っているものは厚みがあります。
 それを着ると「もこもこ」します。
 2つめの意味は、柔らかなものが、どんどんと生まれてくるさまです。
 夏になると、次から次へと空に雲が生じてくることがあります。
 そのさまを「雲がもこもことわいて出てくる」と表現することができます。
 縁日には、綿あめを売っている店があります。
 縁日の場合だと、作っている様子を見ることができます。
 器械から柔らかな綿あめがどんどんとでてきます。
 そして、「もこもこ」の綿あめが完成します。
 3つめの意味は、周囲と比べて盛り上がった部分が、次から次へとできるさまです。
 モグラが地表近くの土の中を移動していると、盛り上がった部分が動いているさまがわかります。
 あのような状態を意味しています。
「もこもこ」の使い方
 やや厚みがあって、それが柔らかい場合、そのさまを指して使用します。
「もふもふ」と「もこもこ」の違い
 前者の言葉は、豊かで柔らかなさまを意味しており、主に動物の毛のようすをいいます。
 後者の言葉は、厚くふくらんでいるさまや、柔らかなものがどんどん生まれるさまを意味しています。
 厚くふくらんでいるさまという意味では、動物の毛を指す場合もあります。
 この場合、「もふもふ」と「もこもこ」は同じように使われることがあります。
「もふもふ」の例文
 ・『もふもふの毛が気持ちいい』
 ・『もふもふに癒される』
「もこもこ」の例文
 ・『もこもこの綿あめ』
 ・『洋服がもこもこして気持ち悪い』
まとめ
「もふもふ」は主に動物の毛を指しており、「もこもこ」はそれ以外のものも指している点が違います。


