この記事では、「ウーロン茶」と「プーアル茶」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ウーロン茶」とは?
茶葉の発酵を途中でとめた半発酵茶です。
原料はチャノキの葉です。
チャノキの葉の加工方法によって、飲料の種類が変わってきます。
「ウーロン茶」は半発酵させたものです。
収穫された茶葉を天日にさらしてしおらせ、その後に室内で冷やします。
葉をこすりあわせ傷をつけて、発酵を促進します。
あるていど発酵が進んだら、釜炒りをして酸化酵素の働きをとめ、発酵をとめます。
葉の水分を均一にし、形を整え、乾燥させます。
その後、工場などに送られて製品化されます。
茶を淹れると、紅茶のような色ですが、風味は紅茶ほどの苦味はありません。
主な生産地は中国福建省と台湾です。
飲み方ですが、湯は80℃程度のものを使用するのが望ましいです。
茶器はあらかじめ温めておきます。
「ウーロン茶」の使い方
茶葉を半発酵させたものを指して使用する言葉です。
「プーアル茶」とは?
中国の茶の分類では黒茶に分類されるものです。
熟茶と生茶があります。
塾茶は、茶葉を摘み取ってから熱を加えて発酵をとめたものを、コウジカビで発酵させたものです。
生茶は、緑茶を風通しのよいところに保管し、自家発酵させたものです。
残存する酵素の働きによって発酵させているため、高温を加えてしまうと発酵が進まなくなります。
そのため、発酵は風通しのよい倉庫や天日で行われます。
主な原産地は雲南省の西双版納州、普?市、臨滄市です。
販売されている茶葉の形には、バラバラになっている散茶と呼ばれるものと、緊圧茶または固形茶と呼ばれるものがあります。
むくみの予防や脂肪の吸収の抑制などの働きがいわれています。
香りは土のようだと表現されます。
味はクセがあると表現する人もいますが、この味が好きだという人もいます。
「プーアル茶」の使い方
コウジカビで発酵させた茶や、緑茶を自家発酵させた茶を指して使用する言葉です。
「ウーロン茶」と「プーアル茶」の違い
どちらの言葉も茶を指しているのですが、同じものではありません。
「ウーロン茶」は茶葉を摘んでからすぐには発酵を止めず、途中まで発酵させたものです。
「プーアル茶」は茶葉を摘んでから発酵を止めて、それからコウジカビや残存する酵素によって発酵させたものです。
作り方が違うため、香りや味に違いが生まれます。
「ウーロン茶」の例文
・『ペットボトル入りウーロン茶を購入する』
・『食後にウーロン茶を飲む』
・『ウーロン茶のティーパックを購入する』
・『2リットル入りのウーロン茶』
「プーアル茶」の例文
・『お土産にプーアル茶をもらった』
・『プーアル茶が好き』
・『プーアル茶を自分で淹れる』
・『食後にはいつもプーアル茶を飲む』
まとめ
2つの言葉は茶を指しているのですが、同じ茶ではありません。
大きな違いは発酵のさせ方です。
発酵の仕方が違うと味や香りが変わります。