私たちが料理の時に使うのは、なんと言っても醤油でしょう。
その醤油の中にも「薄口醤油」や「濃口醤油」がありますが、どんな違いがあるのでしょうか?
そこでこの記事では、「薄口醤油」と「濃口醤油」の違いを分かりやすく説明していきます。
「薄口醤油」とは?
「薄口醤油」は「関西地方で普及している醤油で関西発祥の淡い色の醤油のこと」です。
穏やかな香りが特徴的で食材の色と風味をうまく活かした料理にマッチしています。
以前は関西で多く作られていたのですが、関西風の料理が普及・拡大することで、全国で生産されるようになっていったのです。
「薄口醤油」は、製造される過程で意外にも甘酒が加えられており、米が糖化している甘酒によって醤油がまろやかな味わいになっていくのです。
「濃口醤油」とは?
「濃口醤油」は「色が濃い香りと味のバランスが取れている醤油」です。
「濃口醤油」の麹は、大豆や脱脂加工大豆を蒸して、炒って砕いた小麦を混ぜて製造されます。
実は日本の醤油生産量の80%以上を占める代表的なな醤油なのです。
主な使い方としては、つけたりかけるものとして、食卓ののぼる調味料や煮物・焼物・出汁・タレなどの調理用醤油としても使われています。
「薄口醤油」と「濃口醤油」の違い
ここで、今一度「薄口醤油」と「濃口醤油」の違いを整理してみましょう。
「醤油」は「薄口醤油」「濃口醤油」も含めて5種類あります。
その中の2つ「濃口醤油」と「淡口醤油」ですが、前述の通り、全体の8割を占める「濃口醤油」と塩分に高い「薄口醤油」が多く使われているのです。
塩分に高いのに「薄口」と言われている所以は「味の濃さ」ではなく、「色のこと」を指しているため。
「淡口醤油」は素材の色や旨味・香りを引き立てるために仕込み時間を短縮していることで醤油自体の色が濃くなる前にできあがります。
そのために塩分が高く調理で使用料が少なくなり、僅かな量で味を調えて素材の持ち味を最大に活かすことができるのです。
食材の特徴が最大になる料理を作ることができます。
一方の「濃口醤油」は色がコクがしっかりしているので、濃い目の味付けの煮物を始め、色にこだわる必要がない料理にもおすすめというわけです。
「薄口醤油」の例文
ここで「薄口醤油」の例文を見てみましょう。
・『薄口醤油は塩分が高いけど色が薄くて香りがいい』 ・『薄口醤油はお吸い物にいい』
薄口醤油は見た目が薄いために使い方に注意が必要かもしれません。
「濃口醤油」の例文
「濃口醤油」の例文は以下の通りです。
・『東日本ではほとんどが濃口醤油』
・『れんこんとクリームチーズでも濃口醤油がおすすめ』
まとめ
ここまで「薄口醤油」と「濃口醤油」がどのような送油だったのか、相違点も含めて解説してきました。
料理することが大好きな人であれば、「薄口醤油」と「濃口醤油」の使い方はよく知っていることでしょうが、これから料理を趣味にしたい人は、これらの周瑜の特徴をキチンを押さえておくことが大切です。