この記事では、「直通」と「直行」の違いを分かりやすく説明していきます。
「直通」とは?
「直通」は、電車が目的地に到着するまでの間に、目的地外の駅に停車することがありますが、最終的に目的地まで乗り換えをすることなく、一つの電車から目的地に行けることを「直通」と呼びます。
つまり、「直通」は、目的地まで直接通ることができるという意味で間に目的地外の駅を挟むのです。
「直行」とは?
「直行」は、乗り物が目的地までノンストップで移動することです。
「直行便」などがまさに目的地までノンストップで移送する手段になります。
「直行便」は、人間を輸送する乗り物以外にも存在し、荷物のみを運ぶ乗物も「直行便」と呼び荷物をノンストップで目的地まで輸送します。
「直通」と「直行」の違い
「直通」と「直行」の違いは、目的地まで人や物を輸送する際、ノンストップで目的地まで移送するかそうではないかです。
「直通」は間に駅を挟み停車しますが、「直行」はノンストップで目的地まで直送します。
「直通」の例文
・『西宮から直通で三宮まで行く』
この例は、西宮市から電車で神戸三宮まで行くことで乗り換えなしで行くことです。
「直通」は乗り換えをしないことであり、駅への停車はありますので西宮から三宮に行くまで駅に停泊します。
「直行」の例文
・『ハワイへの直行便に乗る』
この例は、日本の空港からハワイまで直接行ける便に乗ることで人間が飛行機に乗り直接ハワイまで行くことです。
「直行」は中継地点を使用しないことであるため直接ハワイまで行くことにあります。
日本の場合、直接ハワイまで行ける空港は、羽田、成田、関西、名古屋空港からハワイまで直接移行することが可能です。
ただし、「直行」は必ずいつでも利用可能というわけではなく、ケースによっては利用できなくなる可能性がある便になります。
例えば、テロや病気の流行などがある場合、現地に直接降りることができる「直行」は船の他鉄道などで使用できなくなることもあります。
まとめ
「直通」と「直行」の違いは、目的地まで止まることなく行けるかそうではないかです。
「直通」はあくまで目的地までの道筋が一本であるということで、乗り換えをしないでよいというだけです。
しかし、「直行」になりますと目的地まで直接乗り入れることができます。
ただ、「直行」には弱点がありまして、乗り入れる目的地に問題が発生した場合、中継地点で様子を見た後安全が確認されてから乗客や積み荷を降ろすという手法を取るため目的地の情勢がどうなっているかが重要なのです。
また、飛行機などは、燃料が不足する事態が起きた場合、給油を必要としますので、緊急で着陸して燃料を補給したのち目的地に「直行」するという手法も考えられるため、必ずしも目的地に直接乗り入れることができることを約束しているわけではありません。
どちらかというと、「直通」の方が目的地に到達するまでに時間はかかりますが、問題が起きても目的地に到達しやすいと言えます。