この記事では、「お願いします」と「頼みます」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お願いします」とは?
「お願いします」は、願望について対象となる人物にそれを叶えてもらうよう親切に物を進言する行為です。
その上で、「お願いします」は目上の方に対して願いをかなえてもらう際に使用する言葉で、目下の人物に対して自分の望みをかなえてもらう場合に使用する言葉ではありません。
何故なら、自分と対等にある場合、お願いという願望を対象に望むのではなく、押し付ける言い方をすることが可能でその場合、頼み込むという手法が対象に押し付ける行為に当たるのです。
無論、お願いも頼み込む行為も相手側が断ればそれまでです。
「頼みます」とは?
「頼みます」は、目下の人物に対してか、自分と同じ立場にある物に対して頼みごとをすることでお願いと異なり命令に当たる手法で相手に対して物事の遂行を進言する方法です。
つまり、命令であるが故、自分よりも立場が上の人物に対して、「頼みます」という言葉を使用するのは不適切になります。
「お願いします」と「頼みます」の違い
「お願いします」と「頼みます」の違いは、第3者に物事のお手伝いをして貰う際、命令に当たるかそうではないかです。
実は、「頼みます」は、頼むという物事を依頼することにあり、行ってしまえば命令に当たります。
一方で「お願い」は願望をかなえてもらうことを希望するだけであるため命令ではありません。
つまり、一方的なお願いという言葉がありますが、あのケースは実はお願いではなく単なる命令になります。
「お願いします」の例文
・『○○に一票をお願いします』
この例は選挙などで政治家となる人物が対象者ん位向けてお願いベースで物事を依頼している点です。
政治家は一見すると目上の人物になりますが、選挙の時は、一般人の方が目上の立場になるが故、お願いベースで無理強いすることなく票を入れるよう進言をしています。
「頼みます」の例文
・『○○に一票を頼みます』
この例は、政治家が上から目線で命令口調気味に票を入れるよう進言してます。
その為、選挙では言ってはいけないワードの一つが「頼みます」です。
まとめ
「お願いします」と「頼みます」の違いは、第3者に物事を依頼する場合、お願いベースで終わるか、命令に取られるような言い方であるかです。
「頼みます」は、命令に近いが故、目上の方に使用することはまずありません。
しかし、「お願いします」はこちらの願望をかなえてもらうためにへりくだった言い方で自分を下にすることで相手を立て、相手側に願望をかなえる力がありますということをアピールします。
ただし、両者はともに、対象者側が願望をかなえることを放棄するケースもありますので、親切に頼み込む方法であろうと命令であろうと相手側が願望をかなえることを放棄した場合、望みがかなうことはありませんので、新設に物を言っても無駄ったと言えますし、命令するだけ無駄だったとなるのです。