「看護助手」と「看護師」とは?分かりやすく解釈

「看護助手」と「看護師」とは?違い

この記事では、「看護助手」「看護師」の違いを分かりやすく説明していきます。

「看護助手」とは?

「看護助手」とは、漢字の意味通り、「看護の助手をする」人を指す言葉です。

あくまでも、助手的な仕事を行うのみとなり、特別な資格など不要で働くことができます。

一般求人で「看護助手」の求人に応募すれば、資格のない人でも働くことができるのです。

「看護助手」「看護」という文字が使用されていますが、医療行為を一切行うことはなく、主な仕事は「看護師」のお手伝いです。

入浴介助や食事の介助、着替えの介助など、患者さんが日常生活を送るうえで必要な手助けを行うほか、環境整備や食事の配膳、オムツ交換なども「看護助手」が行うものとなります。

そのほか、「看護師」の指示により、物品の補充や薬剤を取りに行くといったことも「看護助手」の仕事となります。

このように、医療現場にいて、業務を円滑に行うためには、医師や「看護師」だけではなく、「看護助手」も必要不可欠な人材となり、「看護助手」がいることで、医師や「看護師」が自分の仕事に集中することができる環境作りが行われているものとなります。


「看護師」とは?

「看護師」になるためには、中学卒業後、5年一貫の看護師養成課程校に通うほか、高校卒業後、看護大学や看護専門学校などに通い、卒業後、「看護師」の国家試験に合格する必要があります。

「看護師」は国家資格となり、国家資格を持たない人は「看護師」と名乗ることはできません。

「看護師」の仕事内容は主に医師が行う診察の補助や手術の補助、そのほか、注射や点滴、採血等の医療行為も行います。

「看護師」の場合、働く場所によって仕事内容は異なりますが、基本的には以上のような仕事内容となります。


「看護助手」と「看護師」の違い

「看護助手」「看護師」の大きな違いは、医療行為を行うことができるか、できないか、といった違いです。

「看護助手」は、「看護」という文字が用いられていますが、一切の医療行為を行うことはできません。

あくまでも、患者の身の回りのお世話をする、「看護師」のお手伝いをすることが仕事となります。

そのため、一切の資格も必要なく、初心者でも一から職場で仕事を覚えるものとなります。

それに対し、「看護師」は国家資格です。

決められた学校で決められた期間、医療などについて学び、そして、国家資格に合格した人のみ、「看護師」になることができます。

「医師」に比べ行うことができる医療行為は少ないものの、注射や点滴といった医療行為は主に「看護師」の仕事です。

まとめ

「看護助手」「看護師」には、以上のような違いがあります。

医療行為の有無や仕事内容など異なるものとなりますが、どちらも、円滑に病院内で患者のために働く重要な仕事を行う人であるということに違いはありません。

そのため、「看護助手」「看護師」のチームワークも医療現場では非常に重要です。

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