「絶起」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「絶起」とは?意味と使い方

この記事では、「絶起」の意味を分かりやすく説明していきます。

「絶起」とは?意味

絶望の起床という言葉を短縮したものです。

読み方は「ぜっき」となります。

絶望の起床ということはつまり、寝坊したということです。

しかし、ただの寝坊というわけではなく、急げば間に合いそうな時間に起きた場合には使いません。

予定の時間に間に合わないような時間に起床してしまった、という深刻さや絶望感を表現している言葉です。


「絶起」の概要

この言葉は2017年にギャル流行語大賞8位にランキングしています。

元ネタははっきりりしていないようですが、女子高生を中心に若者に使われています。

Twitter上では2015年前後から使用され始めています。

しかし、2018年10月の大学生への調査では「絶起」という言葉を知っている人はいるものの、使わないという方もいました。

また、使う状況がないという方もいました。

使用したことがあるという人は13. 3%と少ないものでした。

若い人の間でもSNSを利用しない人もいますし、流行り言葉を使わない人もいますので、使用するひとは限られているのかもしれません。


「絶起」の言葉の使い方や使われ方

この言葉は主にSNSやネットで使用されます。

口語で話し言葉の中に使われることは稀なようです。

・今日は大事な講義なのに絶起
・バイトの初日に絶起はやばい
・おはよう(絶起)
上記のように使われています。

文字数が限られたりしているSNSもありますので、この中でいかに短い言葉で表現していくかということでどんどん略語が生まれてきます。

また“絶起フラグ”という言葉があります。

これは、早起きしなくてはならない前日に夜更かしをしてしまい、絶対に起きられないと感じている時に使う言葉です。

また“絶起の予感”とも言い表せます。

またよくある間違いとして、“絶対に起床する”と勘違いして使ってしまう方がいるようです。

これで使ってしまうと反対の意味になってしまいますので、周りの人が混乱します。

「絶起」の類語や言いかえ

絶起の類義語としては「遅刻」「寝坊」やですが、絶望的な時間に起きたようなニュアンスは含まれません。

言いかえるとすれば“絶望的に間に合わない時間に起床してしまったために、遅刻する”という感じです。

絶起は起床した、という事実よりも、深刻にまずい状況や心境を伝えるための言葉です。

まとめ

以前は活字離れが叫ばれましたが、今はSNSやTwitterなどで、デジタルフォントを通し再び読むということが盛んになっています。

今回は「絶起」という言葉を解説しましたが、この2文字の中に、絶望的な感情が込められていたり、約束の時間に絶対に間に合わないということが表現される、というのはすごいですね。

若い人を中心に、SNS用語がどんどん作られていくのはとても面白いです。

SNSの表現がどんどん便利で楽しくなっていきます。

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