この記事では、トンキニーズとシャムの違いを分かりやすく説明していきます。
トンキニーズとは?
トンキニーズとは、シャムを基礎にして作られたビルマが原産国の短毛種の猫です。
シャムよりも全体的に丸みを帯びているところも特徴的なこの猫は、遠くから見るとスリムな体型ではありますが、触ると筋肉質でがっしりしています。
頭部はゆるやかなくさび型で、目は少しつり上がっているアーモンド形。
カメラを向けると冷静な表情でジッと見つめる姿が印象的です。
毛質がまるでミンクのコートのような手触りでとても滑らか。
子どもに対しては親のように優しく見守る目で見るところも印象的。
人見知りもせず、他の猫や犬とも楽しく付き合えるのもトンキニーズの良さです。
そんなトンキニーズの体重は成猫のオスは3. 5から5.8kgに、メスは2.8から3.8kgにまで成長します。
シャムとは?
シャムとは、500年以上も前からタイで飼われている猫です。
アユタヤ王朝時代では富裕層や寺院のペットとして飼われていました。
このシャムという名前の由来はタイの正式名称です。
タイではシャム猫を“月のダイヤモンド”と呼び、親しまれています。
見た目は細く、華奢に見える猫ですが筋肉質。
まるでアスリートのように機敏で素早いのも魅力です。
毛は短く、体の色は白を基調で淡いカラーが特徴的。
強い個性を感じるのが顔と耳、そして尻尾と脚先が濃い同系色で統一し、顔の中心は逆三角形の色が出ているところが個性的な猫です。
また、コミュニケーション能力が高く、動くことが好き。
クールな一面も見せるおませなこの猫は、あまりベタベタとくっつくことはありませんが、寂しいときは飼い主を恋しがる猫です。
シャム猫の体重は大人になるとオスなら4kg以上になり、最大で7kgに成長します。
メスであれば3kgから5kgに成長します。
トンキニーズとシャムの違い
バーミーズとシャムを交配させて生み出されたのがトンキニーズです。
性格は好奇心が強く、自分の方から興味を示し、なにかと探ります。
一方のシャムの性格は冷静沈着で賢さがあるのですが、気難しいところがあります。
寿命は15年から20年とかなり長く生きるところもトンキニーズとの違いです。
トンキニーズとシャムの外見の違い
2種類の猫の違いは目です。
トンキニーズの目はアクア、ブルー、グリーンと様々な目の色が揃います。
シャム猫の目はブルーとサファイヤのみです。
体がバーミーズ寄りの猫のトンキニーズは丸みがある体をしています。
一方のシャム猫の手足は長い胴体となり、体型はスリムという違いがあります。
まとめ
環境変化に適応する能力をもつシャムは、順応性も高いのが魅力的な猫です。
トンキニーズはそのシャム猫の性格と能力を受け継いでいるのが特徴的。
どちらも順応性が高く、飼い易い猫ですが、シャム猫は多頭飼いが少し難しい場合があります。
そんなときはトンキニーズの方が飼いやすいでしょう。