「警戒」と「警備」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「警戒」と「警備」の違い違い

ボディーガードの仕事内容には、よく似た響きの用語もあります。

この記事では、「警戒」「警備」の違いを分かりやすく説明していきます。

間違えやすい言葉の差異を、インプットしていきましょう。

「警戒」とは?

警戒(けいかい)とは、事件が起こらないように注意を払うこと。

思いもよらぬ災難に見舞われないように、緊張感を保つことです。

「警戒」「戒」には、非常事態にそなえる・間違いが起こらないように準備するという意味もあります。

「警」には守るという訳があるので「警戒」で、非常事態に備えて守りを固めるということ。

自分や周囲の身の安全を守るために、それ相当の行動をとるのが「警戒」なのです。

保安の仕事に「後尾警戒」の仕事がありますが、これは工事車両の後ろに回り込んで、警備する仕事のこと。

追突事故など予期せぬトラブルが起こらないように、周囲の安全をまもる仕事となります。

大きな事故や災害を未然にふせぐのが「警戒」業務になります。


「警備」とは?

警備(けいび)とは、事故や事件、テロや盗難から守るために護衛すること。

いわゆるボディーガードといわれる仕事も、警備業務にふくまれます。

ひと言に「警備」といっても、種類は色々あります。

依頼があったお客さんの住宅に侵入者が入らないように見張る仕事もあれば、ショッピングモールの巡回業務も警備の仕事になります。

家電量販店の保安警備の仕事もあれば、空港でのモニター監視も警備の仕事にふくまれます。

依頼された「物品や人」に危害がくわわらないように、守り抜くのが警備の役割になります。

最近では交通誘導警備やホテル施設の警備など、護衛にまつわる求人も増えてきています。

そこに暮らす人々に大きな安心を与えることができるのが「警備職」のメリット。

色々な人から感謝してもらえる、やりがいのある仕事です。


「警戒」と「警備」の違い

どちらも同じような業務に見えますが、その内容は少しずつ異なります。

「警戒」「警備」の違いを、分かりやすく解説します。

・警備の中に「警戒」がある

保安のお仕事には、警戒と警備にまつわる業務があります。

警戒とは、大きな事故や事件を未然に防ぐための業務。

たとえばスーパーで万引き犯がいないか見張る仕事は「警戒業務」にあたります。

それに対して「警備」は、要人や物品をまもるための業務。

コンサート会場でアーティストを守るのも警備の職種のひとつ。

貴金属店の出入り口で見張りをおこなうのも、警備業務に当てはまります。

「警備」の内容はとても広いので「警備」の中に「警戒」が含まれると考えるのが妥当です。

まとめ

「警戒」「警備」の違いを分かりやすくお伝えしました。

警戒は大きな事故が起きないように、注意を払うこと。

警備は要人や物品に被害が出ないように、見張りをおこなうことです。

どちらも警備業界では、人の命を守るための大切な業務になります。

多くの人に「ありがとう」と言ってもらえる仕事なので、やりがいも非常に大きいです。

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