この記事では、シーズーとマルチーズの違いを分かりやすく説明していきます。
シーズーとは?
シーズーとは、中国王朝で長らく飼われていた犬です。
この犬はペキニーズにラサアプソを交配させた犬であり、ラサアプソに分類されていましたが、分離独立しました。
胴体は太めで、しっかり踏みしめて歩く犬です。
体高よりも体長は少し長いのも特徴的。
脚は少し短いので、小刻みに歩きます。
マズルが短頭種のシーズーは、下顎が少し前に出ているアンダーバイト。
この独特な口のために食べ物をしっかり捉えて食べるのが難しいので、工夫することが必要です。
気をつけたいのが気管虚脱で、器官が狭くなる変形性の病気にかかりやすいために呼吸が苦しそうであったり、乾いた咳をするときは注意しましょう。
マルチーズとは?
マルチーズとは、マルタが原産国で日本人に親しまれている犬です。
1960年代から室内犬として飼われるようになった犬であり、人との生活に馴染めるところが飼い易いと人気があります。
褒めてもらうことがなによりも好きなマルチーズは飼い主に撫でられるのも大好き。
良い子にしているときはたっぷり撫でながら褒めてあげれば、良い関係が築けるでしょう。
また、大きな犬にも果敢に立ち向かい、威嚇するところが逞しさを感じさせます。
注意したいのは目の周りと口周りは汚れが付きやすいので、毛をカットするか、拭いてあげましょう。
シーズーとマルチーズの違い
愛情深く、人が好きなシーズーの性格は周囲を気にしない大らかな性格です。
のんびり屋なので、室内ではマイペースに過ごす方が性に合っています。
友好的な犬のため、初めて会う人にも抵抗なく接します。
しかし、注意したいのは警戒心が強いので、大きな音がしたり、車の音が頻繁にする場所では音対策をして、適した環境を整えましょう。
また、外交的で活発的。
小さな体ながらも勇敢なところが頼もしいと感じるでしょう。
従順に飼い主に従うのもシーズーとの違いです。
シーズーとマルチーズの外見の違い
成犬になっても体高が27cm以下で、体重は4. 5kgから7kgほどになりますが、マルチーズは成犬になっても体重は3kg程度まで、体高は20から25cmまでにしか成長しないところがマルチーズとの違いです。
また、シーズーの被毛はダブルコートの長毛で、上毛は密生したストレートになっています。
密集した下毛とは違い、換毛期でもそれほど抜け毛は多くはありません。
ブラッシングすると上毛が綺麗な状態で保てます。
一方のマルチーズはシルキーコートと呼ばれる真っ白な毛を持ちます。
この毛は直毛で、柔らかいのが特徴的。
毛玉になりやすいので、毎日のブラッシングが必要です。
まとめ
小型のマルチーズには黄褐色のタンもおり、人気を集めています。
シーズーもあまり大きくなりませんので、中高年も飼い易いのが魅力的です。
かわいさだけではなく、しっかりしている犬が欲しいときは、この2種類の犬から選ぶのもいいでしょう。