「ブラフ」と「嘘」の違いとは?分かりやすく解釈

「ブラフ」と「嘘」の違いとは?違い

この記事では、「ブラフ」「嘘」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味、違いがあるでしょうか。

「ブラフ」とは?

「ブラフ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「ブラフ」「bluff」と英語表記します。

「ブラフ」には「虚勢やはったり」という意味があります。

特にポーカーなどのゲームで、手の内が強そうに見せかけることを「ブラフをかける」と言います。

ワンペアしかそろっていないのに、フルハウスがそろっているような表情、ふるまいをすることを「ブラフをかける」と言います。

スポーツの試合をする前に、強豪に挑む前、勝ち目がないのに勝てるようなふりをするとき、「ブラフでもいいから、堂々としろ」などと言います。

また、自信満々の相手を前に、選手が動揺した場合は、「どうせブラフに決まっている。

試合が始まったらすぐにぼろが出るだろう」
などと言うことがあります。


「嘘」とは?

「嘘」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「嘘」「うそ」と読みます。

「嘘」「事実でないこと。

人をだますために言う、事実とは違う言葉」
という意味があります。

「嘘つき」は、事実ではないことを言ったり、事実とは違うことを言って人をだまそうとする人のことを指す言葉です。

また「嘘」には「正しくないこと」という意味があります。

例えば、店員が客に間違ったことを伝えたとき、「先ほどの料金は、嘘です。

正しいのはこちらの料金になります」
などと言うことがあります。

さらに「嘘」には「適切でないこと。

望ましくないこと」
という意味があります。

例えば、天候が最高の日の登山で、疲れたからと山頂に行かず下山する人がいたとき、「今日は最高の天候だ。

ここで下山しては嘘だ」
などと言うことがあります。

「ブラフ」に対応する意味は最初の意味となります。


「ブラフ」と「嘘」の違い

「ブラフ」「嘘」の違いを、分かりやすく解説します。

「ブラフ」には「虚勢やはったり」という意味があります。

一方で「嘘」「事実でないこと。

人をだますために言う、事実とは違う言葉」
という意味があります。

「嘘」は無意識でついてしまうことがあるのに対して、「ブラフ」は、相手に勝つため、有利な立場に立つために、意図的にするものです。

また、「嘘」は言葉によるものがほとんどなのに、「ブラフ」は表情や態度、雰囲気など、総合的に相手を欺こうとする行為になります。

また、トランプなどのゲームの世界でつく「嘘」は、基本的に「ブラフ」と呼ばれるという違いがあります。

まとめ

「ブラフ」「嘘」の違いについて見てきました。

「ブラフ」は戦略的に相手を欺こうとする行為で、ゲーム性を感じさせる言葉になります。

一方で「嘘」は、無意識でついてしまうこともあれば、相手のことを思った優しさから出てくることもあります。

このような違いを知り、2つの言葉を使いわけてみてはいかがでしょうか。

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