「フォローアップ」と「キャッチアップ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「フォローアップ」と「キャッチアップ」の違い違い

外国語表現というのは日本だけでなく、どの国でも実はよく使われています。

知らない表現というのはどこか知的な雰囲気を醸し出すので、好んでつかう方も多いそうです。

日本ではカタカナ表現として使う場合があります。

例えば最近では「対外発表する。」というのを「ローンチ」と表現したり、ついこの間では行政のトップが「爆発的感染」「オーバーシュート」読んだりなどします。

ビジネスシーンでも「フォローアップ」「キャッチアップ」という言葉が最近では一般的に使われていますが、この2つの違いはなんなのでしょうか。

この記事では「フォローアップ」「キャッチアップ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「フォローアップ」とは

この表現は「物事などの進捗が問題ない様に徹底して行うために、最後までよく対応や面倒を見て、必要であれば追加で調査をおこなうこと」を表しています。

驚くべきことに既に国語辞書にも載っているカタカナ表現です。

この表現は英語の“Follow up”から来ており、意味は「追跡」「継続管理」を表しています。

もちろん日本で使われている表現の使い方もできる言葉です。

例えば職場などで何かを継続して面倒見てほしい時などは「それ、フォローアップしておいてください。」という使い方をします。

会社にお勤めの方はよく聞いたことがある表現ではないでしょうか。


「キャッチアップ」とは

一方「キャッチアップ」とは「後れを取り戻そうと行動を取ること」を表した表現です。

単純に「追いつく」という意味としても使うことが出来ます。

これも実は国語辞書に載っているカタカナ表現です。

こちらも英語の“Catch up”から来ており、意味は上記と全く同じ「追いつく」という意味を表します。

実際には“Catch up with”~名詞、名詞句」という使い方がされるのが日本語との違いです。

こちらも最近のビジネスシーンでよく使われる表現であり、例えば売上やプロジェクトなどの進捗が遅れているときに、「今後キャッチアップをして参ります」の様な形で挽回することを表すことが多いです。


「フォローアップ」と「キャッチアップ」の違い

この2つの単語は「継続して面倒を見ること」「後れを取り戻すこと」の違いではっきりと使い分けることが出来ます。

英語表現としてみてもどちらも中学校で習う言葉ですので、ここまで馴染みが深くなったのではないでしょうか。

「フォローアップ」「フォロー」と略すことはありますが、「キャッチアップ」「キャッチ」にはならないのも面白い違いの一つと言えます。

「フォローアップ」の例文

・『増田さんの案件についてフォローアップをお願いします。』

・『まだ間に合うから一緒にフォローアップしよう。』

・『君のフォローアップが良かったお陰でプロジェクトが成功したよ。』

「キャッチアップ」の例文

・『進捗が非常に悪いですが、残り2週間でキャッチアップして月初予定を達成します。』

・『早くキャッチアップしないと差が全く縮まらないのではないでしょうか?』

・『A社の新製品開発にはどの競合もキャッチアップできない。』

まとめ

如何でしたでしょうか。

よく使われているカタカナ表現ですが、曖昧に使っていた方もいらっしゃったのではないかと思いますが、この記事で違いを理解頂ければ幸いです。

今回は語源になっている英語表現とカタカナ言葉としての使い方が同じですが、これが全く違う表現も厄介なことに存在しています。

カタカナ表現を使うときにはくれぐれもご注意下さい。

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