この記事では、虫酸が走るほど嫌いの意味を分かりやすく説明していきます。
虫酸が走るほど嫌いとは?意味
虫酸が走るほど嫌いとは、どうやっても好きにはなれない嫌悪感を持ってしまう相手に対して使う言葉です。
顔を見ただけでも胸がむかついて不快感を感じてしまったり、近寄られただけでも嫌な気持ちになる相手に感じる感情を表現します。
強い嫌悪感が含まれるこの言葉は、生理的に受け付けないと思う人や、話したくないと思うほど嫌いな相手に対する心境を分かりやすく表している言葉です。
虫酸が走るほど嫌いの概要
異なる語源を掛け合わせた虫酸が走るの「虫酸」には、嫌いな相手を見ると“胃酸が上がってくる酸っぱい液”を差し、「走る」には“口に出てくる”という意味を表します。
酸っぱい液が出てくる原因は寄生虫が胃の中で沸いて出る虫の酸であり、この虫からは唾液が出てくることから虫の唾と表現します。
この2つの“虫酸”と“虫唾”を掛け合わせたものを虫唾が走るの語源となっているのです。
虫酸が走るほど嫌いの言葉の使い方や使われ方
同じ空間にいるだけでも落ち着かないほど嫌な気持ちになってしまうとき、「この人といると虫酸が走るほど嫌い」と言い表します。
生理的に受け入れられないと思う人に対してよく使われている言葉です。
この言葉は、なんとなく合わないから嫌いとか、顔が嫌いという軽い気持ちの状態ではなく、その人の根性や性格を知っているからこそ好きになれない相手や、人に対して暴力をふるって傷つける最低な人間であるので嫌いと思う相手に対して使われています。
虫酸が走るほど嫌いを使った例文(使用例)
・クラスに虫酸が走るほど嫌いな男子がいるので、学校に行きたくなくなる。
・嫌いな男性の声が耳に入るだけでも虫酸が走るほど嫌いな私。これからどうやって付き合えばいいのか悩む。
・職場に姿を見るだけで虫酸が走るほど嫌いな人がいる。ストレスになってしまうので目を向けないようにしています。
クラスに嫌いだなと感じる人がいるだけでも学校に行きたくないと思ってしまいますが、顔も性格も嫌いな生徒がいると思うだけで学校に行きたくない人もいるでしょう。
嫌悪感を感じてしまうほど嫌いと思う人の声が聞こえるだけで鳥肌が立つものです。
できれば話もしたくないと思う相手と、どう付き合えばいいのか悩む人は多いのです。
また、毎日出勤する会社に嫌いと思う人がいるだけで仕事に集中できず、ストレスになる人は、なるべく目が合わないようにしたり、距離をおくといいでしょう。
まとめ
問題ばかり起こして人を困らせたり、自分のことしか考えない、性格が捻くれていて扱いが難しい人など嫌悪感を抱かせる相手に対して使われる虫酸が走るほど嫌いは、相手の行動や性格、考えが嫌いと思うときに自分の感情を表す言葉です。
そのため、いくら嫌いだからといっても、この言葉をはっきり言えばその後の関係にヒビが入ることもありますので、安易に使わないようにしましょう。