「原形をとどめない」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「原形をとどめない」とは?意味と使い方

この記事では、「原形をとどめない」の意味を分かりやすく説明していきます。

「原形をとどめない」とは?意味

元の形がわからなくなるほどに変貌してしまうことで、他人の力によって変化してしまうこと、自分の意志で変化したことなどは問いません。

ひとつのものに対して一定の時間経過があって使われることが多い言葉で、「久しぶりに商店街を通ったら原形をとどめないほど変化していた」など変化の過程に関しては知らないケースが多いと言えますが、その変化にずっと立ち会ってきた場合でも「振り返ってみれば原形をとどめないほどの変化になった」などということができます。

原形の概念があるものに対して使われるため、基本的には人が作ったもの、化粧、衣装などその人の雰囲気、ゲームのシリーズ、自動車の銘柄など名前を残しつつ世代が変わっていくものなどで使うことが可能です。

植物の風景に関しても人が手入れしていたものがそうでなくなった場合などであれば原形をとどめないという言葉は使って問題ないでしょう。

子供が成長したときに対して原形をとどめないとはあまり使いません。


「原形をとどめない」の概要

原形をとどめないという言葉自体にはポジティブな意味合いもネガティブな意味合いもないと言えますが、原型を留めない破損という言葉があること、原型をとどめていることは美徳的な部分があることもあり、若干ネガティブにとられることはあります。

凄い変化があったという驚きがあるのは確かです。

ただし、原形をとどめないほどのメイクという使い方はやや失礼に当たると言え、他の言葉で代替したほうが良いでしょう。

物の改造などで原形をとどめないという場合はすごい改造をしたととらえられ、褒め言葉にもなりえます。

感想として出る言葉であるとも言えるため、文章で書くケースはやや少ないとも言えます。

原形を留めないという表記でも意味は同じです。


「原形をとどめない」の言葉の使い方や使われ方

「通勤列車を観光列車に改造したため、特に車内は原形をとどめないほど変化してしまった」「原形をとどめないほどの地殻変動」「原型をとどめないほどバッテリーが膨らんでしまった」などの使い方が挙げられ、もはや原型をとどめないなどの言い方もあります。

「原形をとどめない」の類語や言いかえ

「凄い変貌をした」「めちゃくちゃになった」「めちゃくちゃ変化した」「もともとの形がわからなくなるほど変わった」「すごい変化した」(街に対して)「まるで廃墟になった」(化粧に対して)「見違えた」(化粧に対して)「普段と別の美しさを引き出した」などが言い換えになります。

変化がポイントと言えるでしょう。

まとめ

原形をとどめないという言葉は大きな変化に対して使われる言葉で、破損等の例も原型をとどめないケースに含まれます。

そのあたりからやや良い意味では使われにくい言葉でもあり、人に対して使うのはやや難しいと言える部分でもあります。

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