この記事では、「やさぐれてる女」の意味を分かりやすく説明していきます。
「やさぐれてる女」とは?意味
「やさぐれてる女」は、どこか投げやりに見えて愛想の無い女性のことで他者から見ると人を寄せ付けない、はぐれている女性のことです。
つまり、ぐれているという部分が強調されているが故、「やさぐれてる女」はぐれ者の女性であるという意味になります。
「やさぐれてる女 」の概要
「やさぐれてる」は、実はグレるというどこか拗ねている様子や他と違うことを意味するのではなく、元の鞘から外れている女性という意味になります。
これはどういうことかと言いますと、鞘は、家庭や自宅という住居を示し、その住居から外れてしまった女性という意味で、家出や家自体を失い住み家を失った女性のことを指していたのです。
しかし、日本はグレるという意味を持つ単語があり、このグレるが、はみ出すことや他者と異なる人物やマイナスのイメージを持つことで「やさぐれる」はいつしか、人を寄せ付けないはぐれ者のことを指すようになりました。
ただ、実際は、単に家を失い、住む場所を失ったことをやさぐれるというため、本来の意味に直せば、単に家を失った女性というのが「やさぐれてる女」の意味です。
「やさぐれてる女 」の言葉の使い方や使われ方
「やさぐれてる女 」は今現在では、人を寄せ付けない雰囲気を醸し出す女性という意味で使用されます。
ただし、本来の意味であれば、家を失った女性で、住む場所が無い女性を意味します。
「やさぐれてる女 」を使った例文
・『あんなに人を馬鹿にするやさぐれてる女 は見たことが無い』
この例は、あんなにも人を馬鹿にするが故人を寄せ付けない女性は見たことが無いという例です。
「やさぐれてる女」は、このケースでは人を寄せ付けないことを指します。
・『彼女は、住むべく場所を失ったやさぐれている女だ』
この例は、本来の意味のやさぐれるを使用しており、住むべき場所がなくなったという意味で用いられています。
その為、この例では、女性が住み家を失っていることがうかがえるのです。
まとめ
「やさぐれてる女」は、元々は、鞘を自分の住み家に見立て、ぐれるが外れるという意味を持つ言葉であるが故、住み家を失うというのが正しい意味でした。
ただ、日本は、反抗することをグレると呼ぶが故、勘違いから「やさぐれる」は反抗的な人物と意味が変化したのです。
その為、現在の「やさぐれてる女」は反抗的な女性で人を寄せ付けない人のことを意味します。
ですが、これを昔の正しい意味で認識した場合、住むべき場所を失った女性という意味になりますので「やさぐれてる女」は、事情は分からないが住む場所を失った第3者の保護を必要とする女性なのです。
なお、こうした保護を必要とする女性の存在については、自治体だったり警察と呼ばれる方が住む場所を失った女性の保護に当たったりするのが日本の法律や条例の他地域の特権になりますので、何らかの事情があるにしろ、家を失った人物は一応第3者の保護下に入ることは可能です。