「山場を迎える」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「山場を迎える」とは?意味と使い方

この記事では、「山場を迎える」の意味を分かりやすく説明していきます。

「山場を迎える」とは?意味

山場とは、最高潮に盛り上がりを見せるところを示す言葉です。

つまり、「山場を迎える」とは、これから最も盛り上がる場面、時期が始まるという意味になります。

盛り上がるというのは、楽しいことに関する高揚感だけでなく、仕事のプロジェクトなどで難しい局面を乗り越えることなどについても「山場を迎える」と言います。


「山場を迎える」の概要

テレビドラマや映画、小説などでは、必ず山場となる場面があります。

2時間ドラマを例に考えてみましょう。

殺人事件が発生し、刑事が着々と証拠を集め、容疑者を確定。

容疑者を追い詰めて逮捕にこぎつけるときは手に汗握る場面です。

人質がいれば尚のこと、犯人確保が困難になり「いったいどうなるんだ!?」と目が離せません。

この場面こそが、山場を迎える瞬間です。

そして、無事に犯人逮捕へ漕ぎつけた場合には、「山場を越えた」ということになります。

これはストーリー上でいう一番に盛り上がる場面です。

また、犯人を追う刑事にとっても犯人逮捕はまさに「山場を迎える」場面となります。


「山場を迎える」の言葉の使い方や使われ方

山場とは非日常的ではありますが、そのような気持ちになることは間々あります。

話し言葉として用いるよりも、文章上でよく見かける言葉であると覚えておきましょう。

「山場を迎える」という言葉を使う例文をご紹介します。

『事件の真相が明らかになり、いよいよ犯人逮捕の山場を迎える』
『大好きなアニメのストーリーが山場を迎えるので興奮して眠れそうにない』
『数々の困難を乗り越え、ついに今回の山場を迎える段階に至る』
『山場を迎える今になって、断りを入れてくるなんて非常識極まりない』
山場とは、いつの場合でも皆の思いが高まるとき。

その気持ちが反故にされたり、期待を裏切られたりすると大きな反感を買います。

「山場を迎える」の類語や言いかえ

言いかえできる言葉をご紹介しましょう。

「佳境を迎える」「見せ場に差し掛かる」「大一番を迎える」「正念場を迎える」「山場を越える」「山場を乗り切る」「クライマックスを迎える」「絶頂を迎える」などが挙げられます。

また、山場を峠と表現し、言い換えても同じように大変である様子がうかがえます。

前述の例文は次のように言いかえることができるので覚えておくと便利です。

『~乗り越え、ついに今回の佳境を迎える~』
『正念場を迎える今になって、~』
このように言いかえが可能です。

まとめ

山場を迎える局面は待ち遠しくもあり、恐れおののく気持ちもあり。

誰もが皆、とても複雑な心境になります。

山場を迎える段に至ったならば、平常心でいるよう心掛ければ安心です。

話し言葉として用いることは少ない「山場を迎える」という言葉ですが、正しい意味を知り承知しておくことはとても大切です。

ぜひ覚えておきましょう。

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