この記事では、「サルサ」と「メレンゲ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「サルサ」とは?
サルサはキューバで生まれたダンスになり、のちにロサンゼルスで発展しました。
また、ラテン音楽の1ジャンルになり、リズムは基本的にクラーベと呼ばれる南米音楽固有のものです。
ルーツは1930年代のキューバ音楽のソンやルンバから発展し、1960年代になってニューヨークでプエルトリコ人やキューバ人のコミュニティ内でラテン音楽にジャズやソウル、ロックなどの要素を取り入れたものになっています。
サルサはキューバのソンから影響を受け、元来はスペインとアフリカの音楽です。
サルサダンスは1960年代後半からニューヨークで流行り、1クラーベの音楽に合わせて踊ります。
代表的なアーティストにはホセ・アルベルトやチカブーンなどがいます。
「メレンゲ」とは?
メレンゲはドミニカ共和国で生まれ、のちにドイツで発展した踊りです。
また、カリブ海の周辺の国々やアメリカなどラティーノ文化圏で演奏され、ラテン音楽やジャズになります。
音楽の特徴はアフリカとヨーロッパの要素が融合し、アコーディオンやベースギターなどが楽器として使われます。
また、リズムは2拍子とシンプルなもので、踊りやすいためヒップホップやハウスなどと合体しています。
言葉の由来はフランスのデザートのメレンゲもしくは西アフリカのダンスや音楽に関するものがあるようですが、真相は分かっていないそうです。
19世紀頃にメレンゲの基本スタイルが確立され、ギロとタンボーラで構成されています。
その後、ドミニカ共和国では政治宣伝の手段として使われ、国民に踊るよう勧められました。
ダンスの特徴はラテンダンスのステップの1つであり、早い2ビートの音楽に合わせて2ビートのステップを繰り返します。
メレンゲの代表的なアーティストは、ファンルイスゲラやミリーケサダがいます。
「サルサ」と「メレンゲ」の違い
共通点はアジアンティックな踊りであることですが、生まれたり発展してきた国に違いがあります。
また、音楽の曲調やダンスなどにも違いがあり、メレンゲのほうが初心者向けです。
そのほか、歴史やアーティストも異なり、南米の有名な音楽以外は相違点しかありません。
「サルサ」の例文
・『サルサはキューバで誕生しましたが、ロサンゼルスで発展したことが特徴だ。』
・『サルサはテンポが早い音楽で、爽快感があるダンスが特徴である』
「メレンゲ」の例文
・『メレンゲは国によってダンスのステップが異なり、音楽に合わせて踊ると楽しい。』
・『メレンゲのダンスはキビキビとしているため、見てて爽快感があってテンションが上がる。』
まとめ
「サルサ」と「メレンゲ」はラテン音楽であることは共通していますが、誕生したり発展した国に違いがあります。
「サルサ」は曲のリズムが固有なものですが、「メレンゲ」は単調なため初心者にも踊りやすくて人気です。