この記事では、「小麦粉」と「天ぷら粉」の違いを分かりやすく説明していきます。
スーパーで見かける2つの粉の違いはどのようなものなのでしょうか。
「小麦粉」とは?
「小麦粉」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「小麦粉」は、「小麦をひいて粉にしたもの」を意味します。
また、「小麦」は、イネ科に属する植物のことで、その種子が食用になります。
収穫された種子のなかの、さらに胚乳の部分を粉にしたものが、「小麦粉」となります。
「世界三大穀物」の一つに数えられていて、多くの国で、主食とされています。
「小麦粉」を使った食材として、「パン」「麺類」「菓子」などがあります。
世界中で、とても古くから栽培されています。
また、「小麦粉」に含まれているたんぱく質の量により、「強力粉」「中力粉」「薄力粉」などに分類されています。
「強力粉」は、パンや麺類を作るのに向いており、「中力粉」はお好み焼き、うどん、たこ焼きなどを作るのに向いているなど、使い分けがされています。
「天ぷら粉」とは?
「天ぷら粉」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「天ぷら粉」は「天ぷらを揚げるための粉」という意味があります。
「天ぷら」に特化した、粉となります。
とはいえ、「天ぷら粉」は、天ぷらしか作れないわけではなく、お菓子作りなどにも使用することができます。
「天ぷら」はポルトガル発祥の料理とされていますが、基本的に日本の料理のため、「天ぷら粉」を使用しているのは、基本的に日本か、日本料理を作る国だけということになります。
1960年ころに、『昭和産業』が発売したのが始まりとされています。
「小麦粉」に加えて「でんぷん」「ベーキングパウダー」「卵黄粉」「卵白子」などが原材料になっています。
「小麦粉」と「天ぷら粉」の違い
「小麦粉」と「天ぷら粉」の違いを、分かりやすく解説します。
「小麦粉」は「小麦をひいて粉にしたもの」を意味します。
一方の「天ぷら粉」は、「天ぷらを揚げるための粉」を意味します。
「天ぷら粉」の原材料に、「小麦粉」が入っていることからもわかるように、「小麦粉」は、小麦を引いて粉にしただけの、とてもシンプルなものです。
パンやうどん、ピザ生地など、様々な料理に使われる材料となっています。
一方で、「天ぷら粉」は、「小麦粉」を材料の一つとして、ベーキングパウダーなど、その他の材料にブレンドしてできています。
このように、「小麦粉」を材料の一つとして作った、天ぷら専用の粉が「天ぷら粉」と覚えておくといいでしょう。
まとめ
「小麦粉」と「天ぷら粉」の違いについて見てきました。
今まで見てきたように、「小麦粉」と「天ぷら粉」には、明確な違いがありました。
「小麦粉」は「天ぷら粉」にも含まれている、小麦をひいただけの、とても純粋な食材になります。
「小麦粉」を使用して、様々な食材や料理が作られますが、その中のひとつが「天ぷら粉」ということになります。