さまざまな地形の中で、他の場所よりも標高が高い場所があります。
それが、「丘陵」や「山」です。
この記事では、「丘陵」と「山」の違いを分かりやすく説明していきます。
「丘陵」とは?
「丘陵」とは、小山や丘のことで、ゆるやかで、起伏が小さい状態が続く地形のことを言います。
「丘陵」の標高は300メートルくらいで、一般的に「山」よりも、標高が低いものを指します。
「丘陵」は眺めが良く、自然環境も豊かだということもあり、公園や住宅地になっている場所もあります。
「山」とは?
「山」とは、周りの土地よりも、高く盛り上がった所の地形を言います。
日本を代表する「富士山」など、日本には数多くの「山」があります。
または、うず高く盛り上げたものも「山」です。
例えば、「ひと山○○円」や「宝の山」などがそれにあたります。
他にも「山」はいくつか意味があります。
「山車(だし)」の一つである「山鉾(やまぼこ)」を総称して、「山」と呼んでいます。
また、「山を張る」とも言いますが、これは、リスクの高いことに期待をかけることを意味しています。
それ以外では、「今日が山場だ」の「山」は、ものごとの絶頂を意味しています。
いずれにしても、「山」は一番盛り上がる場所や事物を表していると言えます。
「丘陵」と「山」の違い
「丘陵」と「山」の違いを、分かりやすく解説します。
「丘陵」は、なだらかな丘や、小山が続くような地形のことを言います。
一方、「山」は周りの土地よりも高く盛り上がった地形のことを指します。
「山」の高さはいろいろあります。
高山は標高が3,000メートル以上です。
中山は1,000~2,000メートル、また、低山は1,000メートル以下です。
中にはかなり標高が低い「山」もあるようです。
低山は標高が低いですが、一定以上の起伏がある地形を指します。
一方、「丘陵」も標高が低いですが、なだらかな起伏が続く地形なので、その点が「山」と異なります。
まとめ
「丘陵」や「山」は眺めが良く、自然豊かな場所が多いということもあり、レジャーなどの目的で訪れる人も多い場所です。
なんといっても、周りの土地よりも標高が高い分、辺り一面を見渡すことが出来るのは魅力的です。
中でも「丘陵」地帯は開発されて、新たな住宅地や街になっている場所もあります。
全国各地に、さまざまな「丘陵」があるので、機会があれば、訪れてみるのも良いかもしれません。
一方、「山」はその雄大さが大きな魅力です。
「山」に登り、そこからの素晴らしい景色を見て、人生観が変わる人も少なくないでしょう。
「山」は雄大な眺めを満喫できます。
初めて登山をした人の中には、素晴らしい「山」の魅力に目覚めてしまう人もいるでしょう。
そこから何度も登山をするようになったという人もいると思います。
「山」は登山目的で登る人が多い場所です。
ですが、遭難事故などに遭わないように、十分に気を付ける必要があります。
「山」のルールを守り、安全に登山を楽しむことができるようにしたいものです。