「割れ厨」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「割れ厨」とは?新語・ネット用語

この記事では、「割れ厨」の意味を分かりやすく説明していきます。

「割れ厨」とは?意味

「割れ厨」「われちゅう」と読みます。

ゲーム、音楽、映像などのデジタルコンテンツを、料金を支払わず、無許可で所有しているもののことです。


「割れ厨」の概要

商用ソフトやコピーソフトを違法に配布・所有することをWarez(ウェアーズ、ワレズ)と呼び、そのことを「割れ」ともいいます。

現在は、ファイル交換ソフトにおいて流通しているデータも含みます。

こういったデータを所有しているものが「割れ厨」です。

商用ソフトなどには著作権があります。

そのため、無断でコピーし、販売することは禁止されています。

また、ゲーム、音楽、映像などのデジタルコンテンツに対して、当然支払うべき対価を支払わずに、ダウンロードして入手しようとする行為は違法です。

つまり「割れ厨」は違法者ということです。

違法者は当然罰せられるべきでしょうが、必ずしもそうなるとは限りません。

罰が課せられるのは、被害を受けたものが訴えた場合です。

訴えがなければ、違法者は罰を受けることがありません。

デジタルコンテンツをコピーされたものなどが、そのことに気がついていない、気がついていても訴えることをしない、そういった場合は「割れ厨」が罰を課せられることはありません。

当事者に良識があるかが問われるのです。

しかし、捜査当局に検挙される事例もみられるようになりました。

実際に公衆送信権侵害の容疑で逮捕された人がいます。

また、以前はマジコン業者の逮捕ができなかったのですが、法律が制定されて、マジコン業者を処罰できるようになりました。

これによって、割れ厨狩りと呼ばれる「割れ厨」やマジコン業者の処罰などが進んでいます。

コピーソフトは1970年代ころからみられたのですが、数が増えてきたのは1990年代になってからです。

このころからインターネットやパソコンなどが普及しはじめ、違法コピーが目立つようになってきました。

このころには、まだファイル共有ソフトは広まっていません。

2000年代になるとファイル共有ソフトの存在が知られるようになり、利用者が増えてきます。


「割れ厨」の言葉の使い方や使われ方

ゲーム、音楽、映像などのデジタルコンテンツを違法にコピーしている人たちの間で主に使われる言葉です。

日常会話でこの言葉が頻繁に使われることはありません。

そもそも、この行為は違法です。

違法なことしていると知られないように、大っぴらに言葉にできないのでしょう。

「割れ厨」の類語や言いかえ

「非合法に商品を所有している人」が同じような意味の言葉です。

この場合の商品はデジタルコンテンツを指します。

菓子、衣服、靴、雑貨など、手に取ることができる商品ではありません。

まとめ

パソコン、スマホ、携帯電話などが普及をし、多くの人がデジタルコンテンツに触れることができるようになりました。

それによって非合法に所有する人も出てきました。

その非合法に所有する人を指す言葉です。