この記事では、マヨネーズとタルタルソースの違いを、分かりやすく説明していきます。
マヨネーズとは?
マヨネーズとは、卵を中心に、お酢と食用油を入れて混ぜ合わせた調味料のことを指します。
白身と卵黄を使った全卵タイプと、卵黄のみを使うタイプの2種類があるマヨネーズは、半固体状のドレッシングです。
日本だけではなく、ロシアやアメリカ、欧米などの各地で使われている調味料でもあります。
そんなマヨネーズを一番消費する量が多い国がロシアです。
ロシアでは、何キロ単位という大きなバケツ型の入れ物に入ったタイプが売られています。
日本でも最近は健康志向が高まり、低カロリーや塩分カットのマヨネーズからアマニ油を使用したもの、オリーブオイル入りなど様々な種類が登場。
この調味料を生み出したのはスペインで、料理にソースとしてかけて食べていました。
海外では全卵タイプのマヨネーズが主流ですが、日本では卵黄タイプが主流です。
そんなマヨネーズにはビタミンAやビタミンE、リン、ビオチンが多く含まれていますが、約70%が脂肪であるため、大さじ1杯だけでもカロリーが高いのでダイエット中の人は気を付けましょう。
タルタルソースとは?
タルタルソースとは、マヨネーズにピクルスや玉葱など野菜を混ぜ合わせたソースの一種です。
マヨネーズよりも酸味を出すために、キュウリのピクルスや玉葱を細かく刻んで入れ、レモン汁を絞って入れることでより揚げ物の旨みを引き出せるように工夫したソースになります。
チャイブやケッパー、パセリを入れてよりソースに深みやコクを出すタルタルソースもあります。
国によってはホースラディッシュやオリーブをみじん切りにして入れることもあり、国によって味の違いが見られるのも特徴的です。
このソースに合う料理の代表格として、牡蠣フライや白身フライ、海老フライなど魚介類が挙げられますが、チキンやトンカツを付けて食べる人も増えています。
マヨネーズとタルタルソースの違い
マヨネーズとタルタルソースの違いを、分かりやすく解説します。
卵と酢と油を混ぜ合わせたものがマヨネーズといい、それに、みじん切りにした野菜を数種類入れたのがタルタルソースという違いがあります。
マヨネーズの例文
・日本国外で生産したものは、日本農林規格で定めているマヨネーズの定義に当てはまらないため、半固体状ドレッシングと呼ぶ。
・市販されているマヨネーズは、日本人の口に合うように米酢と、大豆か菜種などの植物油を混ぜ合わせたものが主流となっている。
日本では、日本農林規格が定義する原料をクリアしていないとマヨネーズとは呼べないのです。
また、一般のマヨネーズの主原料は海外のものとは違い、マイルドでさっぱりした味に仕上げています。
タルタルソースの例文
・日本で初めてタルタルソースが登場したのは昭和41年だった。
・フランスではタルタルソースをステーキの付け合せとして出していた。
昭和40年代には洋食が多く出始めたことでタルタルソースが市販されました。
甘酢漬けのらっきょうをピクルス代わりに入れたものが登場しています。
また、フランスではタルタルステーキの付け合せとしてソースを出していました。
まとめ
どちらも料理の味を引き立て、より美味しく食べられるよう主原料の配合を工夫しているソースです。
マヨネーズは卵や野菜を美味しく引き立て、タルタルソースは揚げ物の味をより深みのある味にします。
そんな2つのソースに、胡椒やカラシ、唐辛子など好みの調味料を入れればさらにオリジナリティ溢れるソースになり、料理も美味しく食べられるでしょう。