「今」と「さっき」の違いとは?分かりやすく解釈

「今」と「さっき」の違いとは?違い

普段、何気なく使っている言葉の意味をじっくりと考えてみると、どんな意味があるのか意外と難しいものです。

例えば「今」「さっき」という言葉がどうでしょうか? 日常生活の中では、ごく当たり前に使っている言葉ではありますが、あらためてこれらの言葉の意味を問わられると躊躇してしまいそうです。

そこでこの記事では、「今」「さっき」の違いを分かりやすく説明していきます。

「今」とは?

「今」は英語で表現すると“now”という言葉になりますが、意味としては「過去と未来とちょうど境になる時のこと」と言ってもいいでしょう。

言い換えると「現在」「 ただいま」という表現で置き換えることも可能です。

また、広い意味では近い過去、いわゆる「最近」「近未来」も含んで時間的な観念を示すこともあります。

時間の流れから見ると、「今」「過去」という時間の流れが「今」に繋がり、その先にある「未来」へと引き継がれていく「境」になるわけです。


「さっき」とは?

「さっき」はどのような意味で解釈することができるでしょうか? 「さっき」は、「その日の中で今より少し前のこと」を言っており、「さきほど」という言葉で言い換えることもできます。

時間的な観念で考えると、「今より少し前であること」「先刻」と言うこともできるでしょう。


「今」と「さっき」の違い

では、ここで「今」「さっき」の違いをあらためて考えてみることにしましょう。

「今」はまさに「現在のこと」であり、「過去と未来の間にある時間のこと」として解釈することができます。

一方の「さっき」「今より少し時間が遡った過去のこと」を指しています。

「今」は英語で“now”でしたが、「さっき」を英語で訳すと“some time ago”となります。

この言葉を直訳すると、「ちょっと少し前の時間」という意味になるのですが、ここからも「さっき=少し前のこと」ということが理解できるのではないでしょうか。

「今」の例文

では、ここで「今」を使った例文を挙げてみましょう。

・『あいつさぁ、今何をやってるんだろうなぁ?結構暇してたりして』
・『今からすぐにそこに向かうから待ってて』
上に挙げた例文はありふれた日常会話の1つですは、過去と未来の間に存在する言葉であることが分かります。

「さっき」の例文

「さっき」の例文を挙げると以下のようなものがあります。

・『さっきすれ違った人って、誰だっけ?どこかて会った気がするのよね』

・『さっき言われたこと、忘れちゃった。何て言ったのの?』

これらの例文を眺めてみると、「さっき」は時間が遡った時点でのことが分かります。

まとめ

ここまで「今」「さっき」の意味と違いについて説明してきました。

これらの言葉は会話をしている本人でされ、自覚しながら言葉を使っていることは少ないものでしょう。

それでも「今」「さっき」の意味を十分に理解しながら、使ってみると感慨深いものが感じられます。

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