この記事では、「音響」と「音声」の違いを分かりやすく説明していきます。
二つの似た言葉には、いったいどのような意味があるでしょうか。
「音響」とは?
「音響」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「音響」は「おんきょう」と読みます。
「音響」には、「音の響き」という意味があります。
「響き」には「音が広がり伝わること。
またその音」という意味があります。
「音響設備がいい、コンサート会場」などという使い方をすることができます。
また、仕事のジャンルとしての「音響」があります。
音楽業界における仕事のジャンルの一つで「PA」などとも呼ばれています。
音響拡声装置のオペレーターとしての役割を担っています。
具体的には、ミュージシャンのコンサートや演劇の舞台や、テレビや映画の製作現場で、マイクの種類を決めたり、設置場所を決めるなど、「音響」に関するサポートをする仕事になります。
「差ウントエンジニア」と呼ばれることや「ミキサー」と呼ばれること、さらには「音声さん」などと呼ばれることもあります。
また「音響学」という学問があり、「音の発生や音の伝播、音楽、騒音」などを扱う学問になっています。
「音声」とは?
「音声」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「音声」は「おんせい」と読みます。
「音声」には「人間が音声器官を通じて発する音」という意味があります。
また「人間が音声器官を通じて、話し言葉として発する音」という意味があります。
さらに「テレビなどの音」という意味があります。
基本的に人が発する声を意味する言葉や、叫び声、咀嚼音などを含む音を意味します。
「音声器官」とは、「声をだし、言葉を話すための器官」という意味があり、具体的には「喉頭(こうとう)、「舌」「下顎(かがく)」、「口蓋帆(口蓋帆」などを指します。
「テレビの音声が大きすぎて、耳が痛い」「音声が小さくて、聞き取りにくくて困っている」などと、「音声」という言葉の使い方をすることができます。
「音響」と「音声」の違い
「音響」と「音声」の違いを、分かりやすく解説します。
「音響」は「音の響き」という意味があります。
一方の「音声」には「人間が音声器官を通じて発する音」という意味があり、人の声や言葉を意味します。
「音声」も「音の響き」の一つなので、「音声」は「音響の」が持つ意味の中に含まれることになります。
「音響」には、音楽の響き、声の響き、自然の中出る音の響きなどがすべて含まれていて、「音声」は、基本的に人の声や言葉のみを意味する言葉だと覚えておくといいのではないでしょうか。
まとめ
「音響」と「音声」の違いについて見てきました。
2つの言葉には大きな違いがありました。
音に関するすべてのものを包括するのが「音響」で、人の声や言葉を意味するのが「音声」となります。
2つの言葉の意味を知ることで、上手に使い分けられるのではないでしょうか。