この記事では、「可変MA」と「可変MS」の違いを分かりやすく説明していきます。
「可変MA」とは?
機動戦士Zガンダム、機動戦士ガンダムZZに登場した変形のできるモビルアーマーを指す言葉で、基本的には手足を収納して機動性を重視したモビルアーマー形態と人形に変形して攻撃力を重視したMS形態があります。
ティターンズのバウンドドック、ギャプラン、アッシマー、サイコガンダムシリーズ、ネオ・ジオンのジャムルフィンが可変MAにあたる機体です。
「可変MS」とは?
変形が可能なモビルスーツのことで、エゥーゴのZガンダム、メタス、ZZガンダム、連邦軍のデルタプラスやアッシマーの後継機でもあるアンクシャ、ティターンズではハンブラビ、ネオ・ジオンのガザC、ガザD、ガ・ゾウムなどが可変MSにあたり、後の時代のザンスカール帝国軍のトムリアット系統も可変MSです。
また可変MSは宇宙世紀以外のガンダムシリーズにも多数あり、ガンダムWのウィングガンダム、ウィングガンダムゼロ、ガンダムエピオン、ガンダムXのガンダムエアマスター、∀ガンダムのフラット、ガンダムSEEDシリーズのイージスガンダム、セイバーガンダム、ガイアガンダムやカオスガンダムなど、ガンダムOOのガンダムキュリオス系列、フラッグやイナクト、ブレイヴ、ガンダムAGEのガンダムAGE2系統、クランシェ、ガフランなど殆どの敵機体、GのレコンギスタのGアルケイン(本編では変形せず)、エルフ・ブルなど、オルフェンズのガンダムフラウロスと各作品ごとに数機が登場し非常に多数の可変MSが登場しています。
「可変MA」と「可変MS」の外見の違い
可変MAと可変MSに関しては明確な外見の違いがなく、手に銃を持つ可変MAもあれば可変MSもあります。
ビームサーベルの有無も区分できる要素ではありません。
サイズに関してもMSより巨大な可変MAは存在していますが、アッシマーとジャムルフィンはサイズ的に可変MSと大差ありません。
「可変MA」と「可変MS」の性能の違い
大気圏突入と大気圏飛行が変形の目的で戦闘はMS形態で行う可変MSのZガンダムと、大気圏飛行が変形の目的で、戦闘はMS形態で行う可変MAアッシマーでは明確な性能の違いが単に機体の性能差によるものとなっていることがわかるでしょう。
種類が多すぎるということもあって明確な性能の違いを区分できないのが可変MAと可変MSということができます。
可変MAと可変MSは変形する関係で武器を複数積んでいるケースが多いなどの共通点はあります。
まとめ
「可変MA」と「可変MS」との違いは明確なものがなく、どちらが主体かという考え方も戦闘中ではすべてMS形態になるのがメインとなるため区分が難しい概念です。
そのため、可変MAはガンダムZZ以降の宇宙世紀のシリーズでは登場しなくなっており、どちらかと言うとMAの登場自体が少なくなっている宇宙世紀以外のシリーズでも可変MAという表現は使われなくなっています。
(ガンダムOOのレグナントはモビルアーマーからモビルスーツへの変形機構を持った大型機 と記述されています)