職場で同僚と話していると、ぱっと理解できない表現に出会うこともあります。
 この記事では、「フェーズに入る」の意味を分かりやすく説明していきます。
 新しい言葉を、今すぐ学んでいきましょう。
「フェーズに入る」とは?意味
「フェーズに入る」とは、新しい局面にはいること。
 これまでとは異なる、第2のステップに突入することを指します。
 状況が大きく変化するとき、変換していくときに用いる言葉です。
 フェーズに入るの「フェーズ」には、ひとつの区切りという意味があります。
 そして時期や段階という訳もあります。
 そのため「フェーズに入る」で、これまでの段階が終わり、あらたな局面に進んでいくという内容になります。
 どんな仕事や環境でも、その都度その内容は変わってきます。
「その時の風を読んで、その時におこなうべき作業をすること」がフェーズに入るの本来の目的です。
 これまでとは違う局面に入ったら、たたかう舞台ももちろん変わってきます。
 そのため携える武器も変えていく必要があります。
 新しいフェーズに入るということは「より気を引き締めて、仕事に取り掛かる必要がある」という言葉です。
「フェーズに入る」の概要
「フェーズに入る」という言葉が生まれたのは、商品開発などのビジネスの現場です。
 いい新商品をつくって世の中に広めていくためには「段階を踏んでいく作業」が必要になります。
 そのため企業によっては、準備・マーケティング・企画開発・事業戦略・販売など、いくつかのフェーズを用意して、業務を効率よく進めているところもあります。
 またベンチャー企業の中には、成長戦略のひとつとして「企業フェーズ」を採用しているところもあります。
 企業フェーズとは会社がどのくらい大きくなったら、どのような人材を雇い、どのような事業を拡大させていくか、段階的に示したものです。
 この場合、ひとつの区切りが終わって、新しい区切りに入ることが「フェーズに入る」にあたります。
「フェーズに入る」の言葉の使い方や使われ方
「フェーズに入る」は次のように用います。
 ・「そろそろ次のフェーズに入るので、準備をお願いします」
 ・水面下で進めていたシステムが、いよいよテスト運転のフェーズに入った。
 ・冬に向けて感染者が増え、あらたなフェーズに入ることが予想される。
 フェーズに入るは、新しい局面を迎えるタイミングで使います。
 ビジネスで次のステップに移るとき、医療現場の今後の動向を伝えるときに用います。
「フェーズに入る」の類語や言いかえ
「フェーズに入る」と同じ意味合いの言葉には、次の語句もあります。
 ・新しい局面を迎える
 ・次のステージに入る
 ・進捗する
 ・前進する
 ・段階を踏む
 フェーズに入るは「新しい局面を迎える」や「前進する」などの言葉に言いかえできます。
まとめ
「フェーズに入る」の言葉の意味や使い方をチェックしました。
「フェーズに入る」とは、新しい局面を迎えること。
 次のステージに突入することを示す言葉です。
 企業が業務の段取りを立てるとき、医療現場の情勢を言いあらわすときに用います。
 TPOにあわせて、使い分けていきましょう。


