この記事では、「センテンス」と「フレーズ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「センテンス」とは?
「センテンス」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「センテンス」は英語で「sentence」と表記します。
「センテンス」には「文。
句点によって分けられた一続きの言葉」という意味があります。
「句点」とは「」のことです。
そのため、「寝坊した。
会社に遅刻してしまう」という文章があるとき、「寝坊した」と、「会社に遅刻してしまう」が、それぞれ「センテンス」となります。
基本的に、句点で区切られた一文を、「センテンス」と呼びます。
ビジネス用語で、「ワンセンテンスにまとめる」という言葉がありますが、「一文にまとめる」という意味があります。
先ほどの文章の場合は、「寝坊したため、会社に遅刻してしまう」とすると、「ワンセンテンス」になります。
また、ビジネスの現場では、冗長な話は嫌われます。
短くまとめられた言葉遣いをすべきという風潮があるため、「短いセンテンス」にまとめることが求められる傾向があります。
「フレーズ」とは?
「フレーズ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「フレーズ」は英語で「phrase」と表記します。
「フレーズ」には「句。
成句」という意味があります。
「まとまった意味を表す、一続きの言葉」を意味します。
具体的には「2単語以上」の文章を指します。
さらに「句点」で終わる必要がありません。
また、聞く人や見る人の心をつかむための「フレーズ」に「キャッチフレーズ」があります。
例えば「やめられない とまらない」という、2つの言葉が重なった「フレーズ」は、お菓子のCMの「キャッチフレーズ」になります。
また、「フレーズ」には、「言い回し」という意味があり、耳慣れた一続きの言葉を「フレーズ」と呼びます。
さらに、音楽などの印象的な一区切りを「フレーズ」と呼ぶことがあります。
「あの曲の、あのフレーズいいよね」などという文章を作ることができます。
「センテンス」と「フレーズ」の違い
「センテンス」と「フレーズ」の違いを、分かりやすく解説します。
「センテンス」には「文。
句点によって分けられた一続きの言葉」という意味があります。
「フレーズ」には「句。
成句。
まとまった意味を表す、一続きの言葉」を意味します。
どちらも文章を意味する言葉で、とても似た意味を持ちます。
ただし、「センテンス」は「句点によって分けられる言葉」を意味するのに対して、「フレーズ」は「2単語以上」であれば、句点で区切られる必要がないという違いがあります。
まとめ
「センテンス」と「フレーズ」の違いについて見てきました。
2つの言葉はとてもよく似た意味を持ちます。
ただし、「センテンス」は「句点で区切られた言葉」なのに対して、「フレーズ」はそのようなルールがないという明確な違いがありました。
違いを知ることで、2つの言葉を使いわけることができそうです。