「ほぐれる」と「ほつれる」の違いとは?分かりやすく解釈

「ほぐれる」と「ほつれる」の違いとは?違い

この記事では、「ほぐれる」「ほつれる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ほぐれる」とは?

「ほぐれる」には4つの意味があります。

1つめは、もつれたり、絡んだりしていたものが、離れたり、ゆるんだりすることです。

猫が毛糸玉で遊んでしまうと、糸が絡まってしまうことがあります。

この状態から、糸がゆるんだり、猫から糸が離れたりした状態になること「ほぐれる」といいます。

2つめは、緊張が取れてとげとげしさがなくなること、穏やかな状態になることです。

緊張しているときは、筋肉がガチガチになっているように感じることがあります。

そのような状態のときでも、入浴をするなど気持ちが和らぐことをすると、筋肉のガチガチ感がなくなり、気持ちの面でも穏やかな状態になります。

こういった緊張状態から和らいだ状態になることを意味しています。

3つめは、食べものの固まりが細かくなることです。

鮭の身は箸で細かくすることができます。

身を簡単に小さなかけらにわけることが可能です。

これを「鮭の身がほぐれる」といいます。

4つめは信用取引で売買の取組が減少するです。


「ほぐれる」の使い方

いくつかの意味があり、さまざまな使い方がされます。

もつれていたり、固まったりしていたものが、ゆるんだり離れたりする意味では、糸などに使うことが多いです。

緊張が和らぐ意味では、心の状態や体の状態について使用されます。

固まりが細かくなる意味では、固形の食べものについて使用します。


「ほつれる」とは?

縫い目や編み目がとけて離れる、まとめていた糸や髪のところどころが乱れるという意味です。

長年着ているセーターは、端の方の糸がでてきてしまうことがあります。

布製のバッグも糸がでてくることがあります。

三つ編みは、時間が経つとゆるんできて、ところどころから髪がでてきます。

こういった状態を「ほつれる」といいます。

「ほつれる」の使い方

縫い目、編み目、まとめていた糸や髪について使用する言葉です。

こういったものが、とけて離れたり、乱れたりすることをいいます。

「ほぐれる」と「ほつれる」の違い

あるものがとけて離れるという意味が似ている2つの言葉ですが、同じことではありません。

「ほぐれる」は、もつれたり、絡まっていたりしたものについていいます。

「ほつれる」は、縫い目、編み目、まとめられていた糸・髪についていいます。

また、「ほぐれる」には、食べものの固まりを細かくする、緊張がとれて穏やかになるなどの意味もあります。

「ほぐれる」の例文

・『心がほぐれる』
・『麺がほぐれるまでよく煮込む』
・『顔が自然にほぐれる』
・『絡まっていた糸がほぐれる』

「ほつれる」の例文

・『三つ編みがほつれる』
・『セーターの袖がほつれる』
・『ほつれるから裾を引っ張らないで』
・『長年使ってほつれる』

まとめ

2つの意味はとけて離れるという意味が似ていますが、どういったものがとけて離れるのかという点に違いがあります。

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