この記事では、「ワクハラ」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ワクハラ」とは?意味
「ワクチンハラスメント」の略です。
ここでいうワクチンは、新型コロナウイルスワクチンを指します。
ハラスメントとは、嫌がらせのことです。
「ワクハラ」は、ワクチン接種をしていない人に対しての嫌がらせを意味します。
「ワクハラ」の概要
新型コロナウイルスの感染が拡大し、ワクチン接種をするようにと勧められています。
企業や大学などでは、集団でワクチン接種をする場合があります。
しかし、ワクチン接種は義務ではないので、打たない人もいます。
打たない理由としては、副反応が心配だから、打っても効果があるとは思えないからなどがあります。
また、体質的に打てない人もいます。
世の中には、ワクチンを打ってさえいれば新型コロナウイルスに感染しない、という認識を持っている人がいます。
しかし、これは誤りで、発症を予防する高い効果がありますが、100%予防するものではありません。
ファイザー社のワクチンでは約95%、アストラゼネカ社のワクチン約70%という発症予防効果が発表されています。
そうであるにもかかわらず、「ワクチン接種をしていない人によってお客さんが感染したらどうする」など、その本人に言うことがあるようです。
また、ワクチン接種の意思表示を大勢が見られるように掲示し、打たないという選択ができない雰囲気の企業や大学などもあります。
さらに、「ワクチンを打たないなら実習は受けさせない」といわれた看護学生の例もあります。
ワクチンを打ってないといううわさが職場に広がり、嫌がらせを受けるケースもあります。
もしも「ワクハラ」にあってしまったら、職場の人たちとの柔軟な話し合いをすることが大切です。
強い姿勢に出てしまうと、相手も強い姿勢に出てしまう可能性があります。
これでは問題解決は難しいです。
こちらが柔軟な対応をすれば、相手も柔軟な対応をしてくれる可能性があります。
自分の状況や考えを伝えてみましょう。
会社にハラスメント相談室があるようなら、そこに相談するという方法もあります。
労働局の総合労働相談コーナーでも相談を受けつけています。
「ワクハラ」の言葉の使い方や使われ方
新型コロナウイルスのワクチン接種をしないことによるハラスメントを指して使用する言葉です。
ワクチンには、インフルエンザワクチン、B型肝炎ワクチン、日本脳炎ワクチンなどさまざまありますが、これらについては使用しません。
「ワクハラ」の類語や言いかえ
「ワクチンを打たない人への嫌がらせ」が似たような意味の言葉です。
ワクチンを打っていない人にだけ嫌がらせが行われています。
まとめ
新型コロナウイルスのワクチン接種は義務ではなく、打たないという選択肢をする人もいます。
絶対にやらなければならないものではないにもかかわらず、嫌がらせをされる場合があるようです。
そのことを指す言葉です。