この記事では、「生類わかりみの令」の意味を分かりやすく説明していきます。
「生類わかりみの令」とは?意味
人の意見に同意や共感して「分かる」という意味で使います。
そもそも若者の間で流行っていた“わかりみ”という言葉がありました。
“わかりみ”という言葉は“分かる”とほぼ同じ意味で使われます。
しかし語尾に“み”をつけることによって若干、断言を濁す効果があると言われています。
相手に同調はするものの完全には理解できないということで、相手に配慮する気持ちがみられます。
“わかりみ”と歴史的な用語を掛けてできた言葉が「生類わかりみの令」になります。
「生類わかりみの令」の概要
若者の流行り言葉で、歴史的な出来事や用語を言い換えて使うものがあります。
この、「生類わかりみの令」もそうですが他にも「了解道中膝栗毛」や「どうしよ平八郎の乱」などよく歴史の授業ででてくる言葉を変化させて作っています。
「了解道中膝栗毛」はテレビで芸人の日村さんがアイドルのマネをこの言葉を使用して歌っています。
いろいろな年代のいろいろな方面でも流行っています。
では「生類わかりみの令」を見て行きます。
元ネタや考案者は不明でした。
2018年ごろからSNSなどで使用例があります。
「生類わかりみの令」の言葉の使い方や使われ方
この言葉は、主にSNSやLINEなどで使われています。
省略される言葉が多い中、付け足されて長くなる例は珍しいです。
・今度のテストがボロボロだったのは生類わかりみの令。
・あの意見に生類わかりみの令
・生類わかりみの令すぎて尊み秀吉
最後の例文のように二つの造語を掛け合わせて使う人もいて、造語を非常に楽しんでいます。
この言葉は、遊んでふざけているニュアンスが強いので、深刻な悩み相談などをされた場合にことの言葉で返答することは控えた方がよいです。
決してネガティブな印象がある言葉ではありませんが、深刻な場面ではこの言葉の印象が明るすぎます。
そのシーンではバランスが悪く相手に真剣に話を聞いてもらえていないという印象を与えかねません。
どうしても使いたい場合は、その悩み相談が終わって励ますして笑わせるような意味で、最後に使用するとよいかもしれません。
相手の状況をしっかり理解した上で使用することが大切です。
「生類わかりみの令」の類語や言いかえ
類語は「生類わかりみの令」の元である言葉の「わかりみ」や「わかる」と言ったものが同じ意味になります。
違う言葉で言い表すと“同意します”や“共感します”と言い表せます。
断言せずに濁すニュアンスを出すとすれば、「分かる気がします」という言葉になります。
まとめ
現在若者の間で流行っている歴史言葉は音の響きやエピソードにインパクトがあるものばかりです。
一度覚えたらなかなか忘れられない用語が多いです。
現在はSNSというツールがあるので、面白がって使った言葉が学校内だけではなく日本中で流行ってしまうというのも面白いです。