この記事では、「闇通勤」の意味を分かりやすく説明していきます。
「闇通勤」とは?意味
会社に勤めている人が、電車通勤と会社には申告しながらも、実は内緒で自転車で通勤している、ということです。
近年では自転車通勤者が増えている中で、闇通勤も増えています。
今では「闇通勤」は社会問題になっています。
「闇通勤」の概要
近年、感染症対策などで都心を中心に自転車通勤が少しずつ増えている状況があります。
しかし、都心の交通状況は自転車使用者にとって安全とは言えず、自動車との接触や転倒など事故のリスクが高まります。
また、歩行者との接触事故によっては加害者になる可能性もあります。
ある自転車通勤を容認していた会社は従業員の事故により使用者責任が問われたというケースもあります。
また、都心では十分な駐輪場がないため、自転車通勤を許可する企業にとっては駐輪場を確保しなくてはなりません。
また天候によって、電車通勤と切り替える通勤者への通勤手当の管理の難しさもあります。
このような自転車通勤に対する問題点があり、企業が自転車通勤を禁止することも多いです。
そんな中、従業員の側からすると、感染対策のために満員電車には乗りたくない、運動のためにも自転車で通勤したい、近場なので時間の節約になる、電車代が浮いてうれしい、など様々な理由で自転車通勤を望む人がいます。
また「闇通勤」は会社にばれにくいという点もあります。
駅などの駐輪場に自転車を止めてしまえば、電車に乗ってそこから歩いてきたように見せることができます。
確実な証拠がない限りは、憶測で処分はできません。
しかし、会社も使用していない通勤手当を支払うのも大きな損失につながります。
中には探偵を雇って素行を調査してもらう企業もあります。
「闇通勤」の言葉の使い方や使われ方
会社側が自転車通勤を容認していても、していなくても申告をせずに自転車通勤をしてしまうという行為に対して使います。
・自転車通勤が増えているけど、闇通勤はリスクが大きいと思う。
このように使ったりします。
闇という言葉がつくので、イメージも悪いですが内容的にも実際に電車に乗っていなければ通勤手当の「不正受給」ということになってしまいます。
処分の対象になるような良くない言葉ですので、軽々しく人に言わない方がいい言葉です。
「闇通勤」の類語や言いかえ
「闇営業」や「闇ルート」などの「闇」という言葉がつく言葉には、公に認められていない、違反している、というような意味を持ちます。
類語としては、特に当てはまるものがありません。
言い換えるとすれば、“虚偽の申告をした通勤”という言葉になります。
まとめ
通勤手段は、通勤している中で状況が変わったり、今日は一駅歩こうかな、と気分を変えてみたくなったりして、状況が変わりやすいということがあります。
しかし、虚偽の申告によって自分の立場が守られなかったりすることもあるので気をつけたいです。