この記事では、「格段に良くなる」の意味を分かりやすく説明していきます。
「格段に良くなる」とは?意味
今までと比べて非常に好ましい状態になるという意味です。
格段には、程度の差がはなはだしいという意味があります。
良くは良いのことで、良いには能力が優れている、好ましい、質が高いといった意味があります。
こういったことから「格段に良くなる」は、これまでよりも程度がはなはだしく好ましい状態になるという意味になります。
「格段に良くなる」の概要
今まで料理がまったくできなかった人でも、練習をすれば「格段に良くなる」可能性があります。
料理は苦手、何かを作るとしょっぱ過ぎたり、甘すぎたり、焦げてしまったり、半生だったりとうまくいきません。
料理の才能がないのでは、と諦めていました。
しかし、この人の料理がうまくないのは、才能がないからではなく、レシピ通りにきちんと作っていないからです。
計量、温度調整、加熱時間などがいい加減なため、うまくできなかったのです。
そこで、キッチンスケールを使って材料を量り、火を使って調理するときには火加減をしっかりと確認し、オーブンを使用するときには温度調整をしっかりとして余熱を省くことはせず、加熱時間にも気をつけました。
これによって、火の通り具合はちょうどよくなり、味つけもほどよく、おいしい料理ができるようになりました。
いい加減に調理をしていたときと、きちんと計量や火力の調整などを行ったときでは、料理の出来栄えに大きな違いがあります。
その差がはなはだしく、それがよい状態に変わっているので、これを「格段に良くなった」ということができます。
今度は収納のことで考えてみます。
キッチンには吊戸棚があるのですが、高い位置まで背が届かないので、物の出し入れをするときに不便です。
そのため、物を出し入れするときには椅子にのっていました。
この吊戸棚を昇降できるものに変えました。
これなら、棚の中に入っているものを下の方に降ろせるので、物の出し入れが楽です。
わざわざ椅子にのる必要がなくなりました。
物の出し入れがしにくい状態から、出し入れしやすい状態になっています。
この程度の差は使っている人にとっては、はなはだしいものです。
これを「使い勝手が格段に良くなる」と表現することができます。
「格段に良くなる」の言葉の使い方や使われ方
以前に比べて、その差がはなはだしく好ましい状態になることを指して使用します。
程度の差が大きい場合に使い、差が小さいときにはあまり使用しません。
また、悪くなってしまった場合にも使用しません。
「格段に良くなる」の類語や言いかえ
「非常に良くなる」が似たような意味の言葉です。
非常には、はなはだしいさまという意味があります。
良くなるということについて、その程度がはなはだしいことを「非常に良くなる」といいます。
まとめ
努力をしたり、何か手を加えたりすると、以前と比べてとても好ましい状態になることがあります。
そのことを指す言葉です。