仕事や勉強をする時は、より良い結果を出すためにも、できるだけ精を出して励みたいものです。
この「精を出す」と言う言葉は、日常会話でもよく使われています。
この記事では、「精を出す」の意味を分かりやすく説明していきます。
「精を出す」とは?意味
「精を出す」とは、仕事や学問に精一杯取り組むことを言います。
一生懸命働いたり、勉強したりすることを表します。
「精を出す」の概要
「精を出す」の「精」は、「元気」や「心身の力」のことを表しています。
それを出すことなので、「元気を出す」や「心身の力を出す」という意味合いになります。
なので、「精を出す」は、元気や力を出して、物事に集中し、取り組むという意味になります。
「精を出す」の言葉の使い方や使われ方
「精を出す」を使った例文をいくつかご紹介します。
「精を出して働いたおかげで、以前よりも収入が増えて嬉しい」
「彼は志望校に合格するために、毎日、精を出して勉強している」
「息子は甲子園を目指すために、連日、野球の練習に精を出している」
これらのように、仕事や勉強、またはやりたいことなどに対して、真剣に取り組んでいる様子を表す時に、「精を出す」と言う言葉を使います。
「精を出す」の類語や言いかえ
「精を出す」と似たような意味合いの言葉をいくつか挙げてみましょう。
「頑張る」は、一生懸命に努力や忍耐をするという意味です。
「励む」は、気力を奮い起こして努力することを言います。
「勤しむ」は、努めて励むことです。
「努力する」は、大いに努めることを意味します。
「力を注ぐ」は、注力すること、あるいは、集中して取り組むことを表しています。
まとめ
「精を出す」に似たような言葉で「頑張る」がありましたが、意味を見てみると、そこには忍耐も必要なようです。
一昔前までは、「頑張ることは美徳」と言われていたこともありましたが、必ずしも頑張ることが良い成果を生み出すとは限りません。
頑張ることは車に例えると、ブレーキのかかった状態で何とか発進しようとしている状況にも似ていると言えます。
このブレーキは、無駄な忍耐やストレスを表していて、頑張る対象が違っている場合もあります。
同じ頑張るならば、無駄な努力や忍耐はできれば避けたいものです。
嫌なことや不得意なことに力を注ぐよりも、自分が好きなことや得意なことに励んだ方が、その成果はかなり大きくなるでしょう。
周りから頑張っているように見えても、本人はまったく頑張ってもいないし、努力もしていないということがあります。
それは好きなことに夢中になり、自然と集中でき、コツコツとやっていけるからだと言えます。
仕事や勉強を頑張ることは悪いことではありません。
しかし、その方向性によっては、無駄な努力となってしまうので気を付けたいものです。
自分なりのやりたいことと、今やっている仕事や勉強お方向性が同じであれば、自然とやる気が出てきますし、「精を出す」ことができるようになるでしょう。
できることならば、仕事や勉強にやりがいを感じ、より充実感を味わえるような人生の道を選択していきたいものです。