この記事では、希望に満ちあふれている言葉である「前途洋々」の意味を分かりやすく説明していきます。
「前途洋々」とは?意味
将来の希望や期待に満ちあふれていること、この先に大きく活躍するであろうということなどの意味があり、総じて明るい意味合いとなっています。
「前途洋々」の概要
前途洋々という言葉は希望に満ち溢れているという意味合いから苦労して這い上がってきたイメージの今後の展望というよりは苦労も見せず(裏側で苦労していることは問いません)成功を約束されたような若者に使われる印象があり、明るいだけでなく華々しい印象すらあります。
前途洋々という言葉は基本的には結果がまだ出ていないものの結果を出すことが確実であろうという若者などに対して使われる言葉で、トップクラスの実力を持つベテランに対してはゆ行く先や将来と言った意味を持つ「前途」の部分が当てはまらないためあまり使われる言葉とは言えません。
ただしプロ野球で活躍した選手が引退して初めて監督になる場合などであればキャリアがまた最初からスタートするので前途洋々という言葉を使うことが可能になります。
二度目以降に監督になる際にはあまり使われないと言えるでしょう。
人に対しては若いものに対して使われるケースが多いですが、「我社は前途洋々です」という言葉であれば会社のこれまでの成績や創業年代などに関わらず今後の希望に満ち溢れているという意味合いで使うことが出来ます。
人に対しても祝辞などで使うケースが多い言葉となっていますが、会社に関してはお世辞気味になっているといるでしょう。
なお、非常に前途洋々というような強調した使い方はできません。
会話でつかうというよりは挨拶や文章の形で使われるものと言えます。
「前途洋々」の言葉の使い方や使われ方
「成人式に前途洋々な若者たちが揃っている」「前途洋々と見られていたが挫折も多かった」「前途洋々と言われただけの成績を残している」「前途洋々のままベテランになるというのは凄いことだ」などの言葉があり、挫折したことやスポーツにおいての怪我など、成長や活躍を阻む要素との対比が映える言葉とも言えます。
「この会社の従業員の姿を見ると前途洋々であると感じさせる」という会社対象の言葉であれば現在を軸に将来も安泰である、希望に満ち溢れているという見方をすることが出来ます。
「前途洋々」の類語や言いかえ
「前途有望」「順風満帆」「将来は明るい」「希望に満ち溢れている」「今後が楽しみ」などが近い意味の言葉で、やや近い意味では「向かうところ敵なし」という言葉も上げることが出来るでしょう。
いずれもプラスイメージのポジティブな言葉です。
まとめ
「前途洋々」は非常にポジティブな言葉でキャリアが浅い人に対して使われるケースが多くなっています。
ジャンルも広く使える言葉で、人や会社を問わずに使えます。
ただし、動物などは概念的に前途洋々とはあまり言わないでしょう。