この記事では、「ありきたり」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ありきたり」とは?意味
どこにでもあること、見聞きするのが稀ではないことという意味です。
元からあるという意になります。
漢字で書くと「在り来り」です。
「在る」には、存在する、ある状態・ある事柄だとはっきり認識するという意味があります。
「来る」は現在まで及ぶという意味です。
存在することが現在まで及ぶ、つまりもとからあるという意味になります。
もとからあるものは、見聞きするのが稀ではないといえます。
「ありきたり」の概要
普段身の回りに何があるのかを意識している人は少ないことでしょう。
何となく、いつもと同じ生活を続けている人は少なくないはずです。
しかし、身の回りをよく観察してみると、どこにでもあるものであふれていることがわかります。
どこにでもあるものなため、そこにあることを意識しなくなってしまうのでしょう。
おままごとセットのことで説明をします。
小さなころ、おままごとセットで遊んでいた人は少なくないはずです。
そのセットには、ニンジン・タマネギ・キャベツなどの野菜、包丁・鍋・フライパン・まな板などの調理器具があったはずです。
まな板の上にニンジンをのせて包丁で切るふりをする、フライパンで野菜や肉を炒めるふりをする、こんな遊び方をしていたはずです。
ニンジン・タマネギなどの野菜、包丁・鍋などの調理器具はどこにでもあるものです。
自炊をしている家庭にならあることでしょう。
ままごとセットとして販売される物としても一般的です。
これは「ありきたり」です。
もしも、ままごとセットの中にプッチンプリンやじゃがりこなど市販のお菓子をまねて作ったものが入っていたら、これは目新しことです。
どこにでもあるものではありません。
これは「ありきたりではない」といいます。
今度はニキビに悩む人のことで説明をします。
この人は、ニキビを治すために、市販の薬を塗ったり、洗顔を丁寧に行ったりしていました。
それでも治らなかったので皮膚科に行って薬をもらい、それを塗っていました。
しかし、それでも治りません。
どうしたらいいのかわからず、皮膚科に再度行ったときに、医師にどうすれば治るのか質問をしました。
それに対しての医師の答えは「お菓子を食べるのをやめて、処方した薬を塗っていなさい」でした。
この回答は珍しいものではなく、そんなことはこの人は知っていました。
ニキビに関するサイトや美容雑誌などにはよく載っていることです。
このように、どこにでもあるようなものをこの言葉は意味しています。
「ありきたり」の言葉の使い方や使われ方
見聞きするのがよくあることを指して使用する言葉です。
「ありきたり」の類語や言いかえ
「平凡」が似たような意味を持つ言葉です。
他と比べて大きく変わらない、目立ったところはないといった意味です。
まとめ
どこにでもあるようなことを意味する言葉です。
発言、物事などに対して使われます。