この記事では、「赤字サークル」の意味を分かりやすく説明していきます。
「赤字サークル」とは?意味
これは文字そのままの意味ですが、収支が赤字である同人サークルのことです。
そもそも同人サークルといわれるものは、趣味で同人誌を発行したりして活動している集団です。
同人誌は、自費で出版社を通さずに発刊してるというところが特徴です。
出版社の介入がないため、自分の作品を思い思いの形で出版できます。
ただし、発刊に際しての費用は自分たちで負担しています。
「赤字サークル」の概要
さきほど述べたように自費で制作しているために本が売れても費用の方が高くつくことが多いです。
最低限の費用であるコピー代、イベントの参加費、交通費だけでも売り上げを超えることがほとんどです。
人気や知名度がなくて本が売れないために赤字になるというよりは、同人サークルのほとんど(9割以上)が赤字になっているというデータもあります。
サークルの主催者は自嘲気味に自分のサークルをそう呼ぶようです。
厳密に経費として計算したら、絵を描くために使っているパソコンの減価償却費や給料賃金(同人誌を書いている人の労力)また勉強のためにの図書研究費などを入れたら、すごい赤字になります。
ただ、なぜこのようなサークルをやっているかというと趣味で楽しんでいるからです。
「赤字サークル」の言葉の使い方や使われ方
主に使う側は自分のサークルに対して、自嘲気味にへりくだって使う場合が多いです。
収支で赤字というのは同人誌で言えばほとんどがそうなので、決してそのサークルが特別売れないとか人気がないわけではありません。
それを言う側も聞く側も両車が理解してのこの言葉なので、特に悪い意味はありません。
中には、かなり人気の売れっ子なサークルもあるかもしれないので、そのように自己紹介するということもあるかもしれません。
また、悪気はなくても相手のよく知らないサークルに対しては使うことは控えた方がよいです。
「赤字サークル」の類語や言いかえ
同じように言い換えられる短い言葉はなかったです。
“趣味で赤字になってしまうが活動しているサークル”と言い換えることができます。
同人に限らずサークルで活動していれば大半の場合は活動のために自分たちのお金を持ち出すことになるため、ほとんどが「赤字サークル」と言えます。
まとめ
今回は同人用語の「赤字サークル」という言葉を解説しました。
現代で“同人”というと同人誌を発行しているような人たちの集まりを連想します。
しかも同人誌でも漫画のイメージが強いです。
しかし本来は同じ趣味や志を持った人という意味です。
同人誌を書いているサークルはイベントなどでは赤字になることが多いようですが、現代の発達したインターネットでどんどん売ることができるようになる日も近そうです。
「赤字サークル」という言葉を使わなくてもいいような、システムができるといいです。