この記事では、「途方に暮れる」の意味を分かりやすく説明していきます。
「途方に暮れる」とは?意味
何かを成し遂げるためのやり方がとうとうなくなってしまって、どうしてよいかわからなくなるという意味です。
「途方」には方法、手段という意味があり、「暮れる」にはどうしたらよいか先がわからず困るという意味があります。
方法や手段について困ってしまうのは、いろいろやってみたけれどどれもうまくいかず、とうとう他の方法が思いつかなくなったときです。
こういったことから、「途方に暮れる」とは、何かを成し遂げるためのやり方がとうとうなくなってしまって、どうしたらよいかわからなくなるという意味になります。
「途方に暮れる」の概要
何か方法がある場合には「よし、やってみよう」という気持ちが出てきますが、もう何も方法がない場合はこの先どうしていいのかわかりません。
わからないと困ってしまいます。
そのときの状態を意味する言葉です。
道に迷ったときのことで説明をします。
ハイキングにやってきました。
ここを訪れるのは初めてです。
方向音痴なのですが、地図を見ながら何とか目的地にまでたどり着くことができました。
この場所は面積が広く、森林が多く、気をつけていないと迷ってしまいそうです。
道はいちおうあるのですが、いくつもの道があり、いろいろな方向に伸びているので、初めて訪れた人は、案内地図がないとどこに向かっているのかわからなくなってしまいそうです。
方向音痴なので自信がなかったのですが、やはり道に迷ってしまいました。
地図を見ても今自分がどこにいるのかわからず、どちらに進んでいいのかもわかりません。
人に尋ねたいのですが、周囲に人はいません。
どうしたらいいのか、もうわからなくなって困ってしまいました。
この状態が「途方に暮れる」が意味するものです。
今度は掃除のことで説明をします。
部屋の掃除をしたいです。
部屋には、衣服、バッグ、ぬいぐるみ、文房具、お菓子の袋などが散乱しています。
片付けは苦手です。
あまりにも物が多いので、どこから手をつけたらいいのかわからないし、どうやって片づけたらいいのかもわかりません。
服を手に取ってたたんでみたものの、この服をどこにしまおうか迷ってしまいました。
他の物もどうしていいかわかりません。
この状態は、片付けができなくて「途方に暮れる」ということができます。
「途方に暮れる」の言葉の使い方や使われ方
方法がついになくなってしまって、どうしていいかわからないことを指して使用します。
方法がわかっている場合には、一般的には使用しません。
また、方法があるのに試さないことでもありません。
「途方に暮れる」の類語や言いかえ
「どうしたらいいか困る」が似た意味の言葉です。
やり方がわからず悩むさまを意味します。
まとめ
何かを遂げたい、でもその方法がわからない、もうやりつくしてしまった、どうしたらいいのだろう、そんなときの状態を意味する言葉です。