この記事では、「ネチズン」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「ネチズン」とは?意味
「ネチズン」とは、現実の世界からインターネットへ場所を移し、活発的に活動するユーザーのことを指し、「ネット市民」とも言われています。
日本ではあまり馴染みがない言葉ですが、海外では“network citizen”(ネットワークシチズン)の省略語として若者を中心に認知されています。
最近はあまり使われなくなっていますが、インターネットが広まった当初は海外の若者の間でよく使われていました。
それだけ活発的にネットワークを使い、人と交流したり、サイトや動画を楽しむなどして活用する人たちを指す言葉なのです。
「ネチズン」の概要
アメリカのコロンビア大学の大学生が生み出した「ネチズン」は、インターネット上でやり取りしている相手がどの国の人か、性別はなにかなどまったく判別しにくいので、この言葉を使って「○○国のネチズン」と言って交流するときに使います。
この○○には国名を入れて、相手と話するきっかけを作るわけです。
日本ではあまり使わない言葉ですが、韓国ではメディアで日本の話題を取り上げるときに電子掲示板で使っており、「日本ネチズンは」と使います。
韓国ではネット市民を「韓国ネチズン」と使っており、韓国国内のメディアの情報を届けるときに使う造語です。
この言葉が若者の間に広まったのは、BTSがイケメンとして「韓国ネチズン」に投票されて選ばれたことと、受賞式で問題発言したことで「中国ネチズン」を激怒させたことにあります。
「ネチズン」の言葉の使い方や使われ方
韓国では、何かと敵視する日本国民に向けてインターネットで攻撃したり、わざと「日本シチズン」と言っては挑発するときに使ったり、「アメリカシチズン」と言い表していさかいを起こしたり、騒ぎを起こすときにも使われています。
自分の住む国民や政治家に向けて攻撃するときは先鋭化する愛国者集団がインターネット上で手段を選ばずに罵るわけです。
この集団が2ちゃんねるに攻撃を始めたことでサイバーテロとみなされ、米国FBIのソウル支部が動くという最悪な事態が起こり、市民を驚かせました。
しかし、これらのサイバーテロを起こす集団はごく一部のネチズンであり、他の健全なネット市民は悪いことするのではなく、あくまでも友達を作ったり、チャットしたりと楽しくインターネットを使っています。
「ネチズン」を使った例文(使用例)
・『韓国のネチズンが選んだ本当の顔天才No. 1に選ばれたアイドルにBTSのジンがいる』
・『イ・チャンウォンを韓国のネチズンは元祖ビジュアルと呼ぶ』
・『BTSが朝鮮戦争で犠牲になった人を追悼したが、中国のネチズンが激怒した』
ビジュアルが格好良いというイケメンを韓国の「ネチズン」市民が選ぶ「本当の顔天才№1」に投票したジョングクやBTSのジンがランクインしました。
そのBTSメンバーの一人が授賞式で朝鮮戦争では多くの人が犠牲になったことに追悼するコメントしたのですが、中国人が韓国軍を援護したのにお礼しなかったと「中国ネチズン」が怒りをあらわにし、一部のファンが応援するのを辞めてしまったのです。
まとめ
インターネット上において活躍する市民を「ネチズン」と言い表し、韓国では頻繁に掲示板でも使い、ドラマの出演俳優に対して「ネチズン賞」を与えるときもこの市民が投票してイケメンを選びました。
日本ではあまり馴染みがありませんが、さりげなく使ってみるのも個性的な表現方法となるでしょう。