この記事では、スラングの「グリ下界隈」の意味を分かりやすく説明していきます。
「グリ下界隈」とは?意味
「グリ下界隈」とは、「大阪の戎橋のグリコの大看板の下や、道頓堀川沿いに設けられた遊歩道のデッキにたむろしている若者の総称」指す言葉です。
「グリ下界隈」の概要
「グリ下界隈」の「グリ下」は、前項の意味で示した「グリコの大看板の下」を略した言葉です。
また「界隈」はネットの世界でしばしば使われる、「そうした人達」と言った意味を指す言葉です。
従って、「グリ下界隈」は前項で示した様な意味になるのです。
この「グリ下界隈」は、TikTokを中心に、若者の間でブームになっているものです。
東京の「トー横界隈」と同じような意味で使われている言葉です。
この戎橋は、大阪の南の繁華街の道頓堀に架かる橋で、大阪では昔から「ひっかけ橋」として20代の若者がたむろする場所として有名でした。
しかし「グリ下界隈」は、こうしたナンパ目的でたむろする20代や30代前半の若者よりも、さらに年齢層が低く、中高生や20代前半の若者が中心です。
この「グリ下」に行けば、遊び相手が見つけられ、一緒にTikTokを撮ったり、20代なら時には一緒にお酒を飲めるとして、集まって来るのです。
またグリ下でTikTokを撮り、「#グリ下界隈」のハッシュタグを付て投稿すれば、バズりやすいという噂が出回り、益々多くの若者がたむろするようになったようです。
大阪では「グリ下界隈」には、美男美女が多いと言う噂もあり、見た目は男子は「やりらふぃ」で、女子は「地雷系」が多いとの評判もあります。
「やりらふぃ」や「地雷系」も若者に流行っているスラングです。
「やりらふぃ」は「テンションが高い人達の総称」でファッションは「パリピ」の人達に似ているとされています。
また「地雷系」の女子のファッションは、白・黒・ピンクを基調とする洋服を着て、お人形のようなメイクをしているのが特徴的とされています。
「グリ下界隈」の言葉の使い方や使われ方
「グリ下界隈」の言葉は、以下の例文のように使われます。
・『ひっかけ橋にたむろする若者との呼び方はもう古い言葉で、最近ではその周辺にたむろする中高生などのことを、グリ下界隈と称するそうです』
・『グリ下界隈のハッシュタグを付けてTikTokを上げましたが、バズることはありませんでした』
「グリ下界隈」の類語や言いかえ
「グリ下界隈」はスラングであり、適切な類語や言い換えは難しい言葉です。
強いて言うなら、その意味を短く説明する「グリコの看板下にたむろする若者」や「戎橋にたむろする若者」と言い換えるしかないでしょう。
まとめ
「グリ下界隈」とは、「大阪の戎橋のグリコの大看板の下や、道頓堀川沿いに設けられた遊歩道のデッキにたむろしている若者の総称」指す言葉です。
中高生などの10代の若者が中心で、TikTokの「#グリ下界隈」から広まったスラングです。