この記事では、「近似値」の意味を分かりやすく説明していきます。
「近似値」とは?意味
「近似値」は、物体などに対して、正確な重さなどが分からない時、小数点を切り捨てて誤差を無くして値を示すことです。
よって「近似値」は数学などで言えば、小数点を切り捨てた値で、絶対に整数になります。
これは、たとえマイナスに値が振れても、値は整数で、マイナス1やマイナス2という具合に小数点を絶対に含みません。
「近似値」の概要
「近似値」は、早い話が、絶対に整数にしようという物で、四捨五入によって小数点を切り捨てた値のことです。
ではなぜ、小数点を切り捨てるかですが、これは、人間はそこまで気にしないということから小数点を切り捨ててよいものは捨ててもよいのではないかと考え、「近似値」を用いるのです。
ただ、中には正確な小数点をも含む値でないといけない工業製品もありますので、小数点を切り捨てるというのはあくまで、人間が気にしてはいけない範囲だけになります。
「近似値」の言葉の使い方や使われ方
「近似値」は数学で使用する言葉で、小数点の切り捨てをどうするかを扱う場合に使用する言葉です。
この言葉自体は、中学で習うので中学の数学にて学習します。
「近似値」を使った例文
・『体温計の近似値がかなりズレがある』
この例は、体温計が示す、小数点を切り捨てた体温はかなりズレているという例です。
何故ズレるかですが、これは体温計が小数点を切り捨てる際、使用上一度程度のずれが生じるため、平熱である体温で測ってもズレが生じれば、場合によっては、38度になるためかなりのズレになります。
・『電子量りの近似値を設定する』
この例は、電子式の量りの小数点を切り下げを設定するという例です。
度の値になれば切り下げてどの値であれば、切り上げるという設定を行うことで小数点を捨てようというのがこの例になります。
電子量りの場合、事細かく物体を図ることが可能ですがあえて小数点を捨てることで計算を楽にしているのです。
まとめ
「近似値」は、要は、計算を楽にしたうえで、あまり差が無いようにする一つの手法です。
この手法は主に中学とか小学校で習い、要は小数点をどう扱うかのことを意味します。
今現在においては、円周率などがまさに3で求めており、小数点は破棄されています。
これは、小数点の誤差が全く物体に影響しないという解釈ですが建築においてもよほど精度を求められないもの以外は実は誤差が許容されているので円周率の誤差については許容していると解釈可能です。
ただ、誤差を許容できないものもあり、そうしたものは命にかかわる物なので性格に小数点を扱って「近似値」という考えはありません。
例えば、薬の調合などは、「近似値」という考えはあらず、その理由は薬は細かな調合を求められるので、「近似値」という小数点を切り捨てようという考えがあってはいけないのです。
そうしないと、人によって異なる分量の薬剤を調合しますので誤差があってはいけないということです。